宇都宮木鶏クラブ
令和4年7月1日 手塚
木鶏クラブ古典学習
吾 きとき賤し。 故に鄙事に多能なり。 (子罕篇)
吾少也賤。故多能鄖事
通釈
私は、少年のころ貧しかった。 だから、 いろいろな雑役をこなすことができ るのだ。
「吾」 は自分を指すことばです。 「我」 も同様に自分を指すことばですが、 感 じが違います。 「我」は、「彼」 (三人称) とか 「汝」 (二人称) とかを意識して います。
「少」の字には、大きく二つの意味があります。 「少量」 の 「少」 は少ない、 「少年」の少は、少い (わかい)という意味です。
「賤」は貧しいという感じです。 「賤のつくりの部分」は、小さいということ で 「賤」は小さい貝を言い、 貝は貨幣の代わりでしたので賤しは、貧しいとい
うことです。
感想
自分に当てはめて考えると、 貧しかったので様々な経験をしました。 今の自 分はあるのも、 父母を初め、 先祖に感謝しています。 毎朝、 仏壇に手を手を合 わせています。
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