宇都宮木鶏クラブ

近き者説べば、 遠き者来る

2017年06月02日

第260回例会

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宇都宮木鶏クラブ 古典学習

論語-章

『近き者説べば、 遠き者来る』

子路第十三の十六

公開政、 子曰、 近者説、 遠者来。

葉公(しょうこう), 政(まつりごと)を問う。 子曰わく、近き者説(よろこ)び遠き来たる。

現代語訳

(しょうけん)の長官が政治について尋ねました。 孔子

近くの者が喜ぶような政治をすれば、遠くの者がそれを慕ってやって来ます。」

と答えました。

語句

■葉県 中華人民共和国河南省平頂山市に位置する県。

意味

近い地域に住んでいる人民が、 主君を慕い、喜びにあふれる日々を過ごしているので あれば、それを見て、 遠い地域に住んでいる人々までもが、慕ってやってくるもので

すよ。

ごく身近な人を喜ばすことが出来れ なるものだ

ば、その評判を聞いて遠くから人が集まるように

【人の心に灯をともす】 より

身近な人や、自分の周囲にいる人を幸せにできない人は 遠くの人を幸せにすることはできない

ボランティアが悪いわけではないが

自分のまわりの人を幸せにしないで ボランティアばかりやっているのは少し問題がある

自分の家族、親戚、近所

会社なら、 社員、スタッフ、 取引先、 地域の人達

身近な関係を後回しにして 遠くの人の面倒をみていては繁栄はない

まずやるべきことは、 身近な人を喜ばせ、幸せにすることだ

「社長の仕事は、 お客様を喜ばせる前に、社員を喜ばせること すなわち社員第一主義、顧客第二主義」

(破天荒!!サウスウエスト航空 驚愕の経営より)

というのは、サウスウエスト航空の有名な話

周囲の近き人が喜んでくれ、 幸せなら

その人が必ずまわりに幸せを伝えてくれる

本当の笑顔が出て 幸せや喜びの輪が自然に周囲に広がる

豊岡商店の経営理念

『人の喜びをもって、我が喜びとする』

(西堀榮三郎)

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