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ヒトノワ中の人日記

悲愁を越えて

2023年07月05日

はじめに

今回のテーマは「悲愁を越えて」と言うテーマでした。
悲愁という字を見て重いテーマだなと感じながら表紙を開いたんですが、、、

何を読んだか

最初に鈴木秀子先生の「感激の枝葉を刈れ、感動の根をおさへろ」を読んだんですけど、、、
現實(げんじつ)という詩が紹介されていて

現實

感激の枝葉を刈れ

感動の根をおさへろ

致知


「感激の枝葉を刈れ」
っていうのはあたり前の事に目を向けて
「感動の根をおさへろ」
あたり前の事に感謝する
という事なのかなと、、、
論語で言えば「礼」→「敬と謝」→「感謝」、日本語で言うと「ありがとう」
「ありがとう」は、「ある事が難しい」つまり・・・当たり前に感謝することが大切なんだと思うんですけど、、、
なかなか「人生の苦難」に感謝出来る人は少ないだろうなと、、、
今回のテーマは「悲愁を越えて」ですが、まさに、その悲愁を越えてきた方だからこそ感謝に至るのかなと
そんな事を思いながら、、、ちょっと戻るんですけど、P20の吉村さんのインタビュー記事を読んだんですが・・・

何が書いてあったか

吉村光子さん 「悲愁を越えて歩み来た100年」
吉村さんは経営者でも学者でもなくて、、ましてや金メダリストでもないわけですよね、、、購読年数も5年ぐらい、、、
でも悲愁という事でいうと、ともて辛い経験をされていて特に印象的だったのが

 吉村 

道端に男の子がしゃがんで いて、「誰か僕を家に連れて行って」 って言うんですよ。「僕の家はどこ ね?」と聞いても「目が見えない、 日が見えない」って。ああ、可哀 想に。何とかしてあげたいけど、 体力も限界で、どうにもできん。 「必ず助けに来る人がおるからね。 どうか頑張って元気で生きてくだ さい」って言うより他に仕方ないんですよね。

致知


助けてあげたいけど、助けられない、、、
「見捨てていく」という事ですよね、、、
前回お話しした鈴木先生の遠藤周作の「深い河」にも戦争の描写があって、、、「戦友を見捨てたことが死ぬ時まで記憶から離れない」、、、という表現があって、、、でも、だからこそ、誰より人に感謝することが出来る。と書いてありました。
これ、究極だと思うんですけど、、、それを印象付ける言葉が

人は落ち込んだら底なし沼のようにどこまでも沈んでいってしまいますからね

致知


そういう悲愁をたくさん経験された、吉村さんの言葉は誰よりも説得力があって、、、だからこそ「ありがとう」ていう感謝の気持ちが伝わってくるのだと思いました。

カテゴリ:致知

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