宇都宮木鶏クラブ

愛心 (あいしん)

2019年02月02日

2. 7 大貫

琴線に響く言葉

愛心 (あいしん)

【意味】 愛する心。

【解説】

仏教の世界では、 愛は苦しみのものとされている。 確かに、 何かを愛するこ

とから、多くの苦しみが生まれる。 愛する人が自分を愛してくれなかったら苦

しい。 愛する人が死ねば、 死ぬほどの苦しみを味わう。 愛さなければ苦しまず に済む。 だけれども、 人は誰かを、 何かを、どうしても愛する。 仏教では、苦 しみの元となる愛は手放せ、という。 しかし、その一方で慈悲という言葉がある。 慈悲もまた、誰かへの思いであ り、愛情によく似ている。 慈悲は、悲、 つまり、 自分の心を非ずとして、 相手 の心になってしまうような思いなのだそうだ。 愛は、 自分の心は自分の心とし て、 相手の心を自分のものにしようとする。 慈悲は、 自分の心と相手の心の区 別をなくし、 相手の心を生きようとする。

【言葉からの学び】

愛する人がもし、自分を愛せないと言ったら、慈悲の心は相手の心を生きる。 つまり、自分を愛してくれない相手の心をそのまま、 受け止めるのだ。 もちろん、そんなことは、 簡単にできたりしない。 何人たりとも、愛するも のを諦めるのは身を切られるように辛いことだから。 でも、真の慈愛に満ちた 人は、愛が裏切られて痛烈な苦しみに悶えるときも、相手の心の様子に自分の 心を重ねてみることができるのだろう。

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