宇都宮木鶏クラブ

子買わく、学びて憩わざれば則ちく憩うて学ばざればち箸し

2024年02月04日

宇都宮木鶏クラブ第341回例会(R6.2.2.)

論語一章・私のお気に入り論語

担当 鈴木良男

①仮名論語P.17の5行目

「子買わく、学びて憩わざれば則ちく憩うて学ばざればち箸し」

② 現代訳

○先師が言われた。「学ぶだけで深く考えなければ、本当の意味がわからない。考える のみで学ばなければ、独断におちて危ない。」

③ この意味

「教わるばかりで、自分で考える事が少ないと力はつかない。自分で考えてばかりで、 人に学ばないようだと、考えが偏るので危険このうえない。」

④解說

学ぶかりで、自分で考えようとしない人は、自分で答えを出す力が養われないので、物 事の本質を見抜く力が身に尽きません。視ているようで観ていない状態に陥ります。 逆に、自分で考えるばかりで、真実を学ぶことをしない人、あるいは、自分と違う意見 を取り入れようとしない人は考える思考の幅がとても狭くなり、自分の考えがすべて正 しいと思い込み、独善的になりがちです。こうした状態になると、大変、危険な状況に なります。

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