宇都宮木鶏クラブ

宇都宮木鶏クラブだより 通算 271号 令和5年11月例会の報告

2024年01月05日

致知読後感想メーン発表者・・小森俊宜会員

第338回宇都宮木鶏クラブ令和5年11月号の感想発表例会は、宇都宮東市民活動センター参加者9名で行いま した。読後感想発表進行リーダーは小森俊宣会員です。特集は、「幸福の条件」です。会員はまず、幸福の条件は、自 分にとっては何かと捉えた。今まで幸福であると思えてなかったが、最近は「幸福である」と言い切り、その幸福であるとはな んであるか、なんとまとめているのだろうと特集幸福の条件をたのしみ読む。

人生を幸福に生きる知恵。前田万葉ローマ教皇庁枢機卿 鈴木秀子文学博士クリスチャン対談。

私たちが感謝の心をいつまでも忘れず、憎しみの心をすぐ消してしまう事ができれば人間同士の憎しみ合いもなくなり、戦 争もなくなり、平和な世界ができるはずです。五島列島の久賀島の『牢屋の窄」殉教の地。隠れキリシタンへの迫害、明治の 初期。本文にその始末があります。こういうことが本当にあり得たのか、悲しい歴史。幸福の条件ということで、島の人たち が苦しい殉教に耐え抜くことができたのは、お互いに一つの信仰で結ばれていたから、人間が苦しみを乗り越えるには、互 いの支え合いと志を一つにすることがどんなに大切なことなのか。身を捧げる思い、供に幸福を求める、殉教の史跡をたど りながら私も身に沁みて感じました。

幸福な生き方と死に方。帯津良一带津三敬病院名誉院長 小沢武敏恵み在宅クリニック院長·看取士。 「人生の幸せは後半にあり」 貝原益軒の「豊生187歳になっての実感でもあると帯津氏。私は負の出来事に向き合うこと

が決して不幸ではなく、幸せに近づくピントが多くあると多くの患者さんを通して教えられました。 小澤氏。看取りの現場で解決のできない苦しみを抱えた人たちがどうしたら穏やかな顔で過ごせるかをいつも考え続けて

きました。自分が誰からも必要とされていないと悩む人たちが子供からお年寄りまでとえても多い。看取る。病人の世話を する。最期を看取る。死を迎える人、病いで看病する人がいない。益軒曰く、人生の幸せは後半にありとは、一人きり、寂 しく終わらないことなのではないかと、寂しくなります。人生の後半。小森会員の発表のレジュメは、ストーリー性を取り、 分かり易い内容での感想、共感する内容での表現。たいへん熱が籠る発表でもありました。

お気に入りの論語一章「大沢栄会員」仮名稱問D57.公冶長第五「子曰わく、夢平仲書く人と交わる。

久しくして人之を敬す。」 大沢会員は晏平中の人柄について研究されました。ここではこの章句の晏平仲という政治家は人 との関係を保つによい交わりであった。こういう人は、いつまでも人々から敬られた。専敷とか信頼をされたと解釈。書く人 と交わる。善くとどういう交わりか。この章句は解説が簡単であるので、こう捉えてみてはいかがでしょうか。礼儀、積善か。

琴線に触れる言葉・・横塚高根会員。「言霊」発した言葉のどおり、事象がもたらされるという。思う気

持ちを表現してそのとおりなら、誠に善いが、思わぬことを言ってしまい、そのとおりになるとこれ如何にと言うことの 意味。横塚会員は、「結婚しよう」という言葉を発した。そのきであったが、そうなるとは想像していなかった。そのとお りになったということを含露と捉えた。言置は、言葉に宿っている不思議な霊威があるという。

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