宇都宮木鶏クラブ
子曰。巧言令色鮮矣仁。巧言令色鮮なし仁
伊與田覺: : ことさらに言葉を飾り、顔色を良くするものは、仁の心は乏しいものだよ。
莊內論語::言葉上手で、人に気に入れられるようにわざとらしい態度を取る。そんな人には人に対する 愛情(思いやり、人間愛)がないね。
諸橋轍次:: 巧言も令色もそれ自身必ずしも非難すべきではない。しかし口にきれいごとを並べ、容貌、態度を もの柔らかく飾るように見せることが主になると、とかく、人間の根本の仁の心は薄いのではないか。
宇野哲人::言葉巧みにし、外貌を飾って人を悦ばせようとすると、己の本心には、徳がなくなっていく。 足利学校:: 巧みに言葉を飾る、顔色をとりつくろったりする人は、殆ど人への仁、愛なんてないと思う。
加地伸行: : 他人に対して人当たりがよく、言葉を飾り立てたり、善人らしく装うのは、実は自分のため
というのが本心であり、実は、仁、人への思いやりなんて言う気持ちは少ないのではないか。 高野泰造::口達者で、やたら愛想のいい者は、至って実(まごころ)はないものだ。
心にもないおべっか、(すばらしい、すごい、かんどうした、さいこうー) ゴマすり、心にも ない、本心ではない。うわべ飾り。本人でさえそう思ってないのに。パフォーマンス。こういう 態度、言葉を口にしていると、知らぬまに、人に信頼されない人間扱いになってしまう。ストレ スが溜まり、正邪、善悪、良否がつかなくなる。偽りのない本心を、美点凝視、いいとこ探しす るなど、自分に偽らない事こそ、信の本になる。
p. 2