宇都宮木鶏クラブ

宇都宮木鶏クラブだより 通算 263号令和5年3月例会の報告

2023年04月05日

宇都宮木鶏クラブだより

通算 263号

令和5年3月例会の報告

致知読後感想メーン発表者・

江連 京子会員です。

第330回宇都宮木鶏クラブ令和5年3月号の感想発表例会は、 宇都宮豊市民活動センターで行いました。 参加者10名、読後感想発表進行リーダーは江連京子会員です。 特集は「一心万変に応ず」。 人生の出来事は様々 矛盾衝突も多く、なかなか思うようにいかない。 そういう時自分の心が出来ておると、如何なる変化が生じても 何とかやっていける。 自分の心さえ整っていれば、 又っていれば人生はどのような変化にも処していける。 「ヨプよ腰に帯びして立ち上がれ。」 聖書ヨブ記。 江連会員の読み処ですね。 ヨプは人といわれ、日ごろから善 行を重ね、 徳も財もあり、この人ほど立派な人はいないと慕われた。 そのヨブが裏切りに遭い、災害、疾病により 家族すべてを亡くした。 心も失い欠けたとき神が呼び掛けた。 「ヨブよ腰に帯びして立ち上がれ。」 P7.P10. 神は 「あなたには力がある、 徳を積み、 財を成してきたではないか。 挑むのだ」 と。 宗教とは救い。 心を強くする は、しっかりした考え、 何度でも立ち上がれる心、諦めないこころさえあれば。 それを一念、 一心として (自然の理法に従う生き方の積み重ね)。 志とも、 決意決心、 覚悟とも、 福澤諭吉の説く、 「独立自尊の精神を」 最後に頼れるのは自分だと。 世の中、 自分に万変あれどいかようにでも応じ、 変わらず、 くじけずに、 それらに 応じていけるのではないか。 P11.4段目. 一心万変に応ずは、 「致知」 の果たすべき役割そして歩みこそ、 世の中 の今を観て、即応して特集としてとらえそれを思考探求するテーマとして提供してくれる。 創刊以来45年貫いて きてくれている。 時代、 その時世を知り、学び、 活かすこと (実際はこれが難しい) に役立っている。 致知こそ、 その一心は、 万変の世に応じていると愛読しているのだと今、 致知との出会いにも感謝するのですね。 p16。 致知。 生き方探求人間学誌。 生きる目的、 使命を示している。 登壇者は私たちにとっては、 先人、 先賢、 先哲の皆さんです。 この方々に出会える。 まこと波乱万丈、 一個人でありながら大不幸にあるどん底から這い上が 幸福を積み上げた人、歴史や東洋の古典からの学び多彩な教知。 江連京子さんは、宇都宮木鶴クラブ創立チャ

ーターメンバーの一人です。 330か月 28年、 致知を読み続けてこられました。 既に先人、 先 先哲の方ですね。

お気に入りの論語一章発表・・「福田 博 会員」

釣りしてせずして宿を射ず

述商第七

釣りをしてもはえ縄は使わなかった。 鳥をいぐるみで射ても、木で安らかに眠っている鳥は射らなかった。福田会員は、 この句をこう説いた。食事で魚や肉などは必要な分だけ食べましょう。 動物や植物の命を頂くのだから、食事の時は、 手を合わせて命を頂かせていただきますと、必要な分だけいただきましょう。 孔子は、むやみに魚を取り、 生きる命を大 切に大事にする事を教えた。 その心を網せず、宿を射ずと示された。 他の命を頂いて生きている我々、感謝なのですね。

「倉の内の財は朽つることあり、身の内の財は朽つる

琴線に響く触れる言葉・・手塚久雄会員

と無し。」 実語教 (特に江戸時代、 寺子屋での教科書) 古代から現代へ、 分かり易い言葉で、子育て、子供教育を、書とし て用いられた。 書の教育は、デジタル化の時代、書からくる肝に銘じる学びができるのだろうかと、手塚会員は危惧して いる。 「山亮が故に貴からず、 樹あるを以て貴しとしす」「他人の憂いを見て見ては即ち自ら共に患うべし」さらに深い。

線に響く触れる言葉、心から感じ捉える。心に深く刻めれば、 探して、 皆に知らせて上げる良きコーナーとしたい。

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