宇都宮木鶏クラブ
山静如太古
やましずかなること たいこのごとし
琴線に響く言葉
令4年12月2日 (金)
武石友理
そのまえに
「琴線に触れる」意味を誤解している人が3割いるらしい 琴線は、物事に感動しやすい心を琴の糸にたとえたもの 良いものや、 素晴らしいものに触れて感銘を受けること。
【デジタル大辞泉】
逆鱗に触れる癇に障るとの混用説も。
山静かになること太古の如しとは
北宋の詩人
唐康 (とうこう)の「酔眠詩」の一節。
山々の静けさは、はるか昔から変わることなく、一日の長さは一年も
あるように感じられる
選んだ経緯
茶道教室の小間にて、拝見したお軸のお言葉です。 見た瞬間から、ただならぬ雰囲気が感じられました。
文字を書いたのは、流8代家元の山田宗有さんとのこと。 山田寅次郎さんは、実業家として手腕を 軍艦エルトゥールル号事件をきっかけに、義捐金を集め、トルコへ持参し、日本とトルコの交流に深くか
振るわれたそうです。
かわられたとのこと。
小間に入る前に、茶室にて拝見したお軸のお言葉は
紅葉(こうようあきかぜにまう)でした。 紅は、(は)といい、太陽の位置の低くなった秋から冬にかけてより美しく見えます。
秋の山梨、赤く染まった自分に触れている。そんな景色が浮かびました。 きれいな音が出せるよう、自分を磨きたいと思わせてくれた出来事でした。
以上