宇都宮木鶏クラブ

特集 生き方の法則

2022年10月08日

今回、発熱により参加できないことを心苦しく思います。 加えて、十分にまとめることができず申し訳ございませ ん。 できたところまで印刷しましたので、 皆様のフリーディスカッションの参考にして頂ければと思います。 致知 10月号2022 【特集 生き方の法則】

令和4年10月 7 日 小森俊宣

特集 「生き方の法則」とは?

著者は何を言わんとしているか? 自分は何を思い、 実行するか?

「生き方の法則」を、このような生き方をすればよい人生を歩むことができる、嬉しい楽しい幸せでいられるの

法則と私は考えた。

では、どのような生き方をよしとしているか、「心を開く、心を修める」ことでよい人生を歩める。 そのために、 人間学の学びは必須である。

特集のページに人間学の学びが列挙されている。 とりわけ心に深く響いたもの3つ。 ▲「どんなに逆境にあっても決して天を怨まず人を咎めず、自らを信じて心穏やかに道を楽しむ。 これが天命だと

受入れることが大事なのである。 すると、霧が晴れるように視界が開けてくるものである」 一渡部昇一 ▲いやなことでも、辛いとかいやとか思わないでやる。 喜んで勇みきって引き受ける。 働きつとめぬく。それが徳の

できゆく土台だ。 ばからしいとか、いやだなあという、にごった心をすっかり取って、 感謝と歓喜で引き受けるなら、 辛いことほど徳になる」 一常岡一郎

▲「私は“善きことを思い、善きことをするときには、 天地が味方する” ということを人生のバイブルとしてこれまで

歩んできた」 一稲盛和夫

善き思いをもち、善き仕事をすることでこそ「徳」を積み上

げることができる。 心と行動の 「徳」こそ、よりよい生き方と

なる法則と思われる。

いま、ここ、 自分を精いっぱい生きる

青山俊董 (愛知専門尼僧堂堂頭) 横田南嶺 (臨済宗円覚寺派管長)

P18 2段目

禅とは特定の教義を持たず、 結局はそれぞれの生き方こそが禅であるように思うんです。 臨済宗の場合、個 性的な老師方の集まりなのですが、 そこに通底しているのは、心こそ仏、外に求めるものではないということで しょう。

P18 3段目

「我がこの心こそが仏である、 日常のあらゆる営みが仏の営みである」と自覚できれば、それが禅なのではな いでしょうか。 いかなる働きも仏の行いだとすれば、 主体性を持っていきいきと生きなくてはいけない。そのよう に捉えればどんな仕事でも雑用というものはないわけです。

「危なっかしくても」 我が心こそ 「仏」 であり、 心落ち着け、

自ら我が心に問い直す時間を持ちなさい、とメッセージを

頂いた。

演劇の道、一筋に歩む 浅利慶太の思いを継いで 野村玲子 (浅利演出事務所代表)

P25 2段目 どんなにやりたくても、ハムレットを演じられるのは一人しかいない、だからちがう役になっても不平不満を言わ

ずに、周りと比べず、 自分だけの時計を見ながら努力をし続けなさい。そうすれば、 自分の個性を生かせる役が

回ってくるんだと。

才能や個性はそれぞれで、開花するタイミングも違います。 才能・個性を生かすも殺すも、 自分の信念、祈りを 持ち、努力し続けられるかどうかだと思うのです。

自分の道を信じ、善き思いをもって精進せよ、と言うことだ

と思う。

子どもたちの生きる力を育てる 【私の体験的教育論】 工藤勇一 (横浜創英中学校・高等学校校長)

P33 1段目

衝撃的なデータがあります。 日本財団が世界 9 か国の 17~19歳に対して実施している「18歳意識調 査」 (2019) で、「自分を大人だと思う」に「はい」と答えた日本の若者は 29.1%と 9 か国中で最低。 「自分 で国や社会を変えられると思う」と答えた人も、2番目に低い韓国の半分を下回る 18.3%で最低でした。国 内の自殺者の調査では、2019年の1年間に小中学校で507 人、 毎日1人以上が命を絶っている。 自己肯

定感も世界で最低です。 見えてくるのは、自律の力を失った子どもの姿です。 原因は明らかに教育のサービス過剰です。 与えられる ことに慣れた子どもの特徴があります。 うまくいかないことがあると人や環境 (親や先生、塾)のせいにするの

です。

彼らは、自分の頭で考え、行動する主体性、当事者意識という一番失ってはいけないものを奪われてしまい

ました。 主体性がないところに自己肯定感も幸福感も生まれるはずがありません。

教育の最上位目標、本質を教育現場が見失っているのです。 自律ができる子どもをどう育てるか。 私が実

践してきた方法は何もかも、子どもたちと接する中で学んだものです。

P36 2段目

生徒と教員の自律をどう育むか

そのポイントは「自己決定させることができるかどうか」 です。 その主体性を取り戻す「リハビリ」として、 教員が行っていた 「3つの言葉」 があります。

① 「どうしたの。 何か困っていることがあるの?」 ② 「そうか。 それで君はどうしたいの?」

③ 「私に何か手伝えることはある?」

子どもが自分の頭で考え、行動することができる 「主体性」と自分の気まぐれな心を抑

えよい方を選択し行動できる「自律」。 現場には様々なお子さんと背後にご家族がいる。

最上位目標を意識し、子どもの発達段階を見つめて仕事をしていく。

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