宇都宮木鶏クラブ
巻頭の言葉「冥冥の志なき者は、昭昭の明なく 惛惛の事無き者は、赫赫の功なし」
【數土 文夫】
人の働き方が加速度的に変革していく中で、寿命は人生百年時代に入っている。しかし、いかに変革したとしても、一人ひとりが独立自尊の心で、忍耐力をもって継続的に学ぶことが重要だということが書いてありました。
「志をもって目に見えぬ努力を積み重ねない者には、素晴らしいことが訪れるはずはない。また、目につかぬところで手を抜く者には、輝かしい成果が上がるはずはない。」という荀子が説いた言葉は本当にそうだなと思いました。
P7 特集「三上 山また山」
命ある限り自己の向上に生きるという意味で「三上 山また山」を目指して歩んでいる人は例外なく、自らを律する信条、気概を備えている、という事がかかれていました。千玄室氏の先代の言葉で「死んでからも修行だぞ」というのが印象に残りました。きっと昔の日本人は死を認識し覚悟していたのかもしれません。だから、今を、精一杯、生きようとした。死という確信は、この一瞬一瞬に自分の全てを燃焼し、自分の誠を尽くして生きていこうとする信念のようなものだったのかもしれないと思いました。
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