宇都宮木鶏クラブ
宇都宮木鶏クラブ 令和2年9月度 第299回月例会
特集 「人間を磨く」読後感発表
令和2年9月4日 (金) 手塚久雄
巻頭の言葉 「出会い」 福地茂雄 通信機器の発達により出会いの機会が減っている。 一期一会、袖振り合うも多少の線と言う
ように出会いはある、 出会いを大切にしたいものです。
特集 人間を磨く
達人になるには皆、自分を磨き続けた人である。 磨かずして達人にはなり得ない。 *身近なことでは、この仕事では誰にも引けを取らないと言われるように努力することです。
芸道は無なり 野村萬
狂言師として芸道を磨き続けた経験を語られています。
ここに出てくる 「離見の見」 「上手は下手の見本、下手は上手の見本」 「見聞心」という言葉は芸道
を磨き続けてきたからこそ理解できたと思います。 ★彫刻の名人が木を彫っているといるとこう彫れと聞こえると言われたことを読んだ記憶があり ます。 人間を磨くに通じるものです。 身近なところでは何事も思わず、一所懸命そのことに打ち
込むことだと思います。
こうして自己を磨いてきた 対談 三浦伊織、 北田典子
スポーツでは 「心、技、体」という言葉があるように精神、技術、体力、 どれもたいせつである。 技術、体力は拮抗してくるので勝敗を分けるのは心ではと思っている。他人様はごまかせても自分 はごまかせない。 それぞれ、野球、柔道で磨いてきた思いをかたられています。
★ここでは、中学の授業 (道徳) での 「克己心」という言葉を思い出しました。
先人が教える日本の生き筋 渡辺利夫
新型コロナウィルスと共存するには、不安と恐怖を受け入れていくことが大切です。 児玉源太郎が後藤新平を見出し、 後藤の出来ない理由を聞き、それらすべてに対処し、満足を与え、
コレラの蔓延を阻止し、 防疫体制を確立した。 これ一つを見ても児玉源太郎が如何に磨かれた人間
であるということに感動しました。
日本人としていかに生き、いかに死んでいけばいいのかー。 コロナ禍を契機にこうした死生観の
問題を考え、自らの生き方を磨いていくことが、本当に幸せな人生、日本の確かな未来に繋がって
いくはずだと私は信じています。
長い歴史のなかで培った日本人の良さを発揮していけば良いと思います。
ダウン症の間と共に生きる 服部 剛
障害があっても、何か得意なことや目標があれば、困難を乗り越えて前に進むことができるとい うことを教えられました。 育児は自分を育て「人間を磨く」ことに通じると思います。 マザーテレサの天からの賜物には感動しました。
★ 育児ばかりでなく何事も一所懸命、続けることが大切だと思いました。
インタビュー
① 心の糧になるよい音楽をすべての人々へ 新堀寛己 ギター通して自分を磨いたことが説明されています。
② 自分発振で人生を磨く 村松大輔
ビジネスを通して自分を磨いたことが説明されています。
③ リーダーの使命は人間を磨くこと 大谷義武 会社経営では、社員を守り信じることが自分を磨くことに通じると思います。
中国の故事で母が子を信じる話 (腕を切り落とす段で、 代わりに自分の腕をという)を思い *
出しました。
親と子の幸せを創る子育て 対談 桐谷愛 友田明美
人間は周りから褒められる、目標を実現して認められたりすると気持ちが前向きになっていく。
人を褒めることも自分を磨くことになると思います。
感性を磨く生き方 行徳哲夫、吉村思風、 村上信五
ここでは古典に学んで感性を磨くとあります。 古典に学ぶことが如何に良いかが書かれています。 吉田松陰が好きだった言葉 「狂愚まことに愛すべし、才良まことに虞るべし」 が印象に残りました。
禅語に学ぶ 「任運」 横田南嶺
恨みを抱かないこと、 今自分に起きていることは、 なんであれめぐりあわせだと受け止めること、
執着しないことが肝要であると説いている。
★ 人を恨まず、過去を語らず、死を恐れずの言葉を思いました。 このような境地に立ちたく思い
ました。
« 子曰わく賢を見てはしからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みるなり。 「人生の法則」 (藤尾秀昭・著)) より »