宇都宮木鶏クラブ

One for al1, All for one

2019年11月01日

  1. 1 大貫

琴線に響く言葉

One for al1, All for one

【意味】

一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために。

【解説】

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」 これは実は間違っていて、 本当の意味は、 「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」 なの である。 ここでいう目的は、 ラグビーでいうとトライになる。 ラグビーとは15人が一つのチームで、 1番から8番がFW 9番から15 番がBK と分類され、 それぞれのポジションでファンクション (機能、 ミッシ

ョン) が更に分類されており、そのポジションの人が自分の役割を果たさない

と、 トライが取れないスポーツなのである。

一つの目的、つまりゴールのために全員が役割をしっかり果たすのが重要だ ということになる。 ラグビーというスポーツは、攻撃をする際、 サインが出て 全員がそのサイン通りの動きをする。 サインはトライを取るために出すので、 理論的にはサイン通りに全員がプレーすれば必ずトライが取れるものである

が、これが現実ではなかなか取れない。 なぜ取れないかというと理由はシンプルに2つしかなくて、敵のディフェン スがうまいか、味方がミスしたかこのどちらになる。 どっちにしても突然、前

提条件が崩れ、想定していない事態が発生するので、 当然ボールをキープして 攻撃を続けないとトライは取れない。 では、どうやってボールをキープするかというと、 ボールを持っている人間

が役割を果たせなかった事を常に想定し、 フォローしていればキープ出来るの

である。

なので、ミスはいつでも起こるという想定で、 それを仲間が全力でフォロー する(想定外な事が起きてもフォロー) のである。 だから、ミスは起きるもの なのでミスを責めない。 逆にフォローしていなかった事を責める。 といった精 神になる。 この繰り返しを経て、 一つの目的 (トライ) に繋げるわけである。 2」

【言葉からの学び】

ラクビーというスポーツは、ポジションごとの役割が定まっており、 体格も

スキルもパワーもそれぞれが違う15人が、 仲間を信頼して始めてチームが成 り立つということになる。 それぞれが、それぞれの役割をちゃんとやり、 また お互いをリスペクトし合わないと勝てないスポーツなのである。 つまり、これが会社などの組織においても同じで、 それぞれの役割をきちん と果たしながら、組織(チーム) が一つの目的に向かって機能し、お互いリス ペクトし合い、フォローしていく、という思想が前提になってくるわけである。

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