宇都宮木鶏クラブ

愚公山を移す

2019年04月03日

手塚久雄

愚公山を移す

怠けることなく努力を重ねれば、 大事業もかならず完成するというたとえ。
中国の愚公という名の90才にもなる老人が、 家の前にある二つの大山をほかへ動かそうと、土を運びはじめた。
人々はその愚かさを嘲笑したが、 愚公は子孫がその行いを引き継げば山を移動させるだろうと一向にひるまなかった。
その志に感じ入り、天帝 (神様) が山を移動させ平らにしたという故事。
(列子 篇)

愚公山を移すという例から、どんなことでも不可能だと決めつけ、諦めてはならない。 年金問題、 原子力など政治にも応用すべきです。
身近なことでは、時間のかかる草取り掃除などの作業、 長い道を歩くこの故事を浮かべれば、 力 (言葉の力) になると思いました。
論語では、子曰く、「人にして遠き慮りなければ、必ず近き憂い有り」とあります。

先のことまで考え、時間をかけて物事に取り組むことは大切である。
今後は肝に銘じておきたく思います。

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