宇都宮木鶏クラブ
致知読後感想メーン発表者・・ 大沢 栄会員です。
第353回宇都宮木鶏クラブ令和7年2月号の感想発表例会は宇都宮市豊郷市民活動センター、 参加者11名で行いまし た。読後感想発表リーダー 進行は大沢栄会員です。 致知 2月特集は、 「二〇五〇年の日本を考える」 です。
巻頭の言葉、 數土文夫氏、 論語の 「過てば則ち改むるに憚ること勿れ。 過ちて改めざる、之を過ちと謂う。」 学面は改め ざるを言っていないが、衛霊公では、過ちを改めることを、本質的に過ちと謂うとしている。 「過ちを弐たびせず。」 失われた十年、政治経済界にみると、 過ちと追及されながらも一向に改まらない。 日本人の持っているとされてきた美 徳、 恥文化、伝統に培われてきた倫理観や道徳観、 どこへ消えたのか、 論語でいう、 仁、 義はどこへ、 同じ過ちを何度繰 り返しているのか。
櫻井よしこ氏、 中西輝政両氏には、 感服する。 紙面に、よくぞ語っていただきました。 ここまで言われ程に今の日本に は、 気付きがあるのかないのか、世界の中でこれほどまでにほとんどの地位位置を下落している。 今こそ目覚めよ、 政治家、 経済界に言っているのでは、国民の我々なのだ。 歴史に学ぶ国家盛衰の法則、 日本人として誇りある正しい歴史 観を取り戻し、 日本人の底力を発揮せよ。 2050年までの諸現象に過ぎないはずの、 人口減少による影響、 温暖化による自 然界の崩落、人工的でもある。 農業の再興、 森林、 水資源を守る、 世界人類同志の愚かな戦争、 宗教、 民族、 国益 皆、 自己中心私利私欲ではないか。 日本が富国有徳の国になる。 日本人は日本語を有徳の生き方を示していることを大切に、
「抜本塞言論」 枝葉末節ばかりの議論を繰り返すな。 草莽崛起 明治維新、 常に国民の心の深い所 (心根) で起こる意 識改革、 そして学ぶは、 歴史観 歴史の教訓、 先人、 先達からの学びの基本となる偉人の生き方にある。 近代に、 上杉鷹 山、 中江藤樹、鈴木正三、 石田梅岩、 吉田松陰、 二宮尊徳、 澁澤栄一、 松下幸之助、 稲盛和夫。 先人たちからの学び、 皆 自ら行った実践者である。 何を現場で行ったか。 二〇五〇年、現実の人口減少、自然崩壊現象、 世界経済からの凋落は否 めないが、 皆防げることである。 それは、国民の意識次第にあると先人たちは叫んでいるだろう。地震や噴火や津波に遭 遇したとしても、 国づくりするといわれる。 日本は幸いに自然豊かな島国、 世界一長い列島、 海に囲まれた海産資源、 自 給自足を目指し自慢の出来る国。 日本国。 日本人ならできる。 宇宙の自然律、 人間における道徳律と一致しているから。
お気に入りの論語一章・・仮名論語・駒ヶ嶺智弘会員仮名論語を素読され、その意味を述べた。 子曰わく、 過ちて改めざる、 之を過ちと謂う。 衛霊公p239. お気に入りは、過ちは改めることによって、 過ちのままにしな いということ、AIを通して、 とらえられていますが、 学而編p5 では、 改むるに憚ること勿れ。 人類にとってAI. は、 人に代わるの か、変わるのかという目標を持っている。 知らないでやってしまう過ちだけは起こしてほしくない。
孔子は、この二遍を通して、 「同じ過ち、 弐たびせず」、 過ちを、 繰り替えようであってはならぬと言うこと。 それは知っていて 起こしている過ちになるのだから。取り返しのつかない過ちを絶対にしない。 駒ヶ嶺会員の仕事を通してのお気に入り論語 の発表でした。
「琴線に響くことば」 手塚久雄会員 『善く戦うもの勝や、 智名なく、 勇功なし』 孫子
いくさ上手は、勝ち易い状況を見極め、その機を逃さず無理なく勝利をおさめる、 困難な事態を巧みに好転させたとか、 死地を勇ましく乗り越えたとかをとらえての言葉。 孫子の言う、 戦わずして勝つ。 百戦百勝は善の善なる者に非ず。 勝っても負けても痛手は多いはず、 この智名、 勇功は、ここから来ているのではないだろうか。 これからの世界、そこ を見極め、如何に戦争を起こさないかを、 孫子の遠きを思う兵法なのではないだろうか。 兵器のみの戦争なんて破壊し かない。孫子兵法36計72計も、 相手を殺戮、 破壊をすることは一つも言っていない。 手塚会員の思いに加えてしま いました。 過ぎたるをお許しください。
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