宇都宮木鶏クラブ
致知読後感想メーン発表者・小森俊宜 会員。
第350回宇都宮木鶏クラブ令和6年11月号の感想発表例会はJR駅東口コンベンション、ライトキューブ、 参加者11名で 行いました。 読後感想発表リーダー 進行は小森俊宜会員です。 致知 11月特集は、 「命をみつめて生きる」 です。 小森会員は、 レジュメの冒頭に、 【自分はどうありたいか?】ここ一年かの致知特集を捉えて自分に如何に活かすか。
読後感想発表の心得として、クラブ活動目標の4項目を実践読書を言われた。 [.5.読書は学びも、 生き方も、 趣味さえも包括する。 さらに高める深めるとするならば、不理解文字、 熟語、文章を飛ばさないこと。 そこで止まって、 調べること、 辞書を引くが一番だが、 スマホもいい。 一番言いたいこと、その所が真意なのだから。 調整するという。]。
小森会員は、致知の読書通して、 これからは現状 (現場)を理解し考えを整理したものを言うとしようとして、
11月号 「命をみつめて生きる」では、医師鎌田實 & 皆藤章対談。 p13. 医者としての背景になった父の言葉、 「約束しろ、医者に なっても弱い人や貧乏な人のことを忘れるな。」 人生を変えた生涯の師との出会い。 臨終心理学概論を受講、
「臨床は床に臨むと書く。 床とは死の床です。 死に逝く人の傍らに臨んで、その魂の世話をすることです」 クライエント と向き合うその時は、一切の知識を全部捨てなさい。 本当に大切なものは、形の向こう側にある。 胎児の世界、 人類の 生命記憶の講義では、 「胎児は十月十日の間羊水につかり、子宮壁に響く母の血潮のざわめきを聴きながら、魚類に酷似 した初期の風貌からヒトへと、劇的に姿を変えていく。その変遷歴は、太古の海で誕生した命の進化を再現するものだ。 三十八億年という進化の流れが人間の無意識の中に、 生命記録として刻み込まれている」 目には見えない形の向こうに 大切なものあると見抜ける医者になりなさいと。 生きていくプロセスに意味はやってくる。 この子がいて私がいる。 私が いてこの子がいる。 死をみることで命が見えてくる。 道端に咲く花、もっと自分の外にあるものに目を向けて、自分の命を 様々関係の中で捉えていく。 その中で生き、生かされている。 人間は必ず死ぬという意識、 また誰もが死とどう向き合い死を迎える か。 真剣に考える、 仕事とともに、 今を考える。 生きていることばかりに目を向けるのではなく、一人一人が死から生をみつめ、死か ら今をどう生きるか、よりよい人生を実現する大きな力になる。
子供たちの命を輝かせる教育。 地方から頂点への挑戦。
P21. 東北の地で教育の固定観念を打ち破る。 都会と地方には教育の格差がある。その本質は社会経済的地位、要は経済力 の格差。 知恵と工夫、 努力が頂点への道を開く。 人生は考え方と熱意と能力、 この三つの掛け算で決まる。
環境と出会いと、 都会の強豪はどんな練習、 生活をしているのか。 P23. 教師の本分を貫きたかった。 都会の強豪校、 勤務 時間もお構いなしに生徒の勉強に向き合う姿勢に教師の本分は、 学業を精魂込めて教えることと反省した。
法華経に学ぶ人生の知恵
法華経の核心は、 人間がいかに尊い存在であるか。 学生時代の自分がただ虚栄心を満たすために勉強していたのかと気付 き、深い自己嫌悪感に苛まれた。 そんな私に光明をもたらしてくれたのが、 仏教研究の第一人者の中村元先生の著書でし た。 偉大な人格に触れることの大切さ。
いのちの教育の探求者。 東井義雄の生き方が教えるもの。
欲望の僕となるな、 慾望の主人公となれ。 欲望の主人公であってこそ人間は自ら幸福を創造し、命を燃え立たせる事がで きると考えた。
約4000人の赤ちゃんを取り上げて気づいた 「命の真実」
約4000人の赤ちゃんのお産に携わって生きた。 命と向き合うことの大切さ、幸せに生きる秘訣、 命とは光であると気付 きました。
命をすこやかに運ぶ。
人間は誰でも「治る力」 が備えられている。 私たちの中に眠っている治る力を引き出すことにより多くの病が癒されて いくことを実証してきた。医師を脅かせた末期がんの患者の生還、 自然療法を通し得六つの難病を克服。 治る力はこう すれば高まる。 病は命のひも付きをみつめるための機会。
小森会員の発表は、自分の思いを致知の特集と一所懸命に生きる信実の人たち、 病を抱えながら、 信実の人たちの体験 から得た叡智と良くみつめてきた読後感想発表でした。
けんどちょうらい
巻頭の言葉。 數土文夫。 捲土重来・・・敗れて立ち上がれないだろうとされたものが、息を吹き返すように、 大志・ 大望を抱いたものが一度や二度の挫折や失敗で諦めたり挫けたりするな、 巻き返せ。 心を鼓舞される言葉です。 スポー ツの世界は別にしても生活に直結する我々自身にも、 胆に銘ずる言葉ですが、いま日本の経済力問題は世界の中で、平 成の始めの頃は世界一位から四位にあったが何と現在は38位、 それも下降の一途。 危機なんです日本は、何をどうす れば、 致知の登壇者は答えを出しているだろうか。 小森俊宜会員の纏めた感想一ページ全面になりました。
お気に入りの論語一章・駒ヶ嶺智弘会員・仮名論語・顔淵p172 「子曰わく、 君子は人の美を成し、
人の悪を為さず。 小人は是に反す。」この章句は直感で解釈できますが、 「成す」 が解釈どころです。
ドラえもん論語がいいですね。 君子は人のいい所を見つけて伸ばし、欠点はそっと直してあげます。 ここがいい。 美点凝視という熟語がありますが、 これは其れのみでよいということで、このような人間関係、 親子も、 夫婦も、 友人 いや、知り合い、 ビジネスでも、 全ての人にこのような接し方をするということを。 内面的にもそうするということに なりますね。 次に、 人を直して上げられたら、 最高ですが。 論語らしい論語の章句でしたね。
琴線に響くことば」
鈴木良男会員・写真家土門拳氏の言葉。 「死ぬことと生きること」の中に在った言葉より、
「気力は眼に出る。 生活は顔色に出る。 教養は声に出る。」 心に秘められた感情は、口のまわりに出る。 年は後ろ姿に一番出る。 悲 しみも後ろ姿に一番出る。 芸術の最高の段階は、 手段を忘れるところにある。 琴線に響く言葉を頂きました。 ハッとします。
11月号からの琴線に触れた言葉は、 時間が取れず、聴けませんでした。
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