宇都宮木鶏クラブ

八(はちいつ) 第三  NEW

2025年10月05日

祭ること在すが如くし、 神を祭ること神在すが如く す。 子曰わく、吾祭にあずからざれば、 祭らざるが如し。

2025年10月 小森俊宣

【八(はちいつ) 第三】 P28

祭ること在すが如くし、 神を祭ること神在すが如く す。 子曰わく、吾祭にあずからざれば、 祭らざるが如
し。

まつることいますがごとくし、 かみをまつることかみいますがご とくす。 しのたまわく われまつりにあずからざれば、 まつらざる がごとし。
【仮名論語】 より
先師は、先祖を祭るには、 先祖が眼の前にいますように、 神を祭 るには、神が眼の前にいますように心をこめて祭られた。 そして よく言われた。 「私はみずから祭に当たらなければ、 祭らないよ うな気がする。」
【論語活学 渡部昇一】より解釈
祭の礼について述べた章。 祭りというのは、先祖や神々を祭 ること。 先祖の祭りをするときは、そこにご先祖様がいらっしゃる ような気持で行い、 神様を祭るときには、そこに神様がいるような 形式で祭る。(略)
なによりも心がこもっているかどうかが大切で、 先祖や神様がそ こにいるような気持で、しかも代理ではなく自分自身が参加しない と祭った気にはならないと。
「この世の中は明るい部屋みたいなもので、 神様は暗い外にいる。 だから、こちら側からは神様の姿は全くみえないけれど、 神様から こちら側はすべて見えている。 これが神道である」 という趣旨のこ とが渡部氏が子供の頃に読んだ神道の本に書かれていたとのこと。
【自分なりに】
昨日、偶然見つけた章句。 最近、 亡くなった父親、祖母に見守ら れているように感じることがある。 ご先祖様に助けられたかも、と 思うことが不思議とでてきた。 若い時は思ってもいなかった。 論語の祖先信仰はこの章句からかな。
1

« »

2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031