宇都宮木鶏クラブ

宇都宮木鶏クラブだより 通算 287号 令和7年3月例会の報告 NEW

2025年04月07日

宇都宮木鶏クラブだより 通算 287号 令和7年3月例会の報告

致知読後感想メーン発表者・・ 手塚久雄 会員です。
第354回宇都宮木鶏クラブ令和7年3月号の感想発表例会は宇都宮市豊郷市民活動センター、参加者13名で行いまし た。読後感想発表リーダー進行は手塚久雄会員です。 致知3月特集は、 「功の成るは成るの日に成るに非ず」 です。 巻頭の言葉、 青山俊置 「深まるほどに足りない自分に気付く」 どういうことだろう。 「真理は一つ。 切り口の違いでは爭 わぬ。」例えば、 円筒形の茶筒を横に切ったら切り口は丸くなり、縦に切ったら、 矩形に、斜めに切ったら楕円になる。 茶筒全体の姿は変わらない、つまり真理は一つという姿を見る事ができず、切り口の自分しか見えない自分にまず気付か なければならない。・・・幸いにして気付く事ができれば、その貧しい切り口を相手に押し付けることもなかろう。真理 は一つ、 茶筒は一つ。 つまりここ、一歩進めて切り口の違いは尊重し、 学び合っていこうという姿勢になるのではなかろ うか。 [井の中の蛙、大海を知らず。 ]荘子。 大海を知らないばかりではなく、 井の中の蛙でしかない事自分への自覚も のもない。 大海の存在も知らない。 92歳の春を迎えたガンジー、 「明日死ぬかのように生き、 永遠に生きるかのように 学ぶ。」
木鶏致知の読書はまさにこの一語にすべてが含み組みこまれている。冒頭にこの発表は手塚会員の思いをここ に纏めたのか。 「功の成るは、成るの日になるに非ず。」 努力し続ける、倦まず弛まず、諦めず。 如何に精神力、 則ち人間力を高める学び、 読書から、実践、 体験から、 小さな小さな一つを仕上げるその積み重ね。 日常の在り方を、 井 の中の蛙ではあってはならないという、生き方、 学び方をしようと感じるものでした。 手塚久雄会員の導きを感じる発表 でした。 全体的には、 人間力、 それは精神力を高めるにあると。

お気に入りの論語一章

仮名語 小森俊宜会員・仮名論語を素読され、その意味を述べた。 『子曰わく、朝に道を聞けば、 タに死すとも可なり。』 里仁。直訳で意味が分かるが、そうではなく、今月号の致知と 繋がっている論語を感じる。 井の中の蛙大海を知らず。 蛙は其の事さえ気付かないだろうだろうかに繋がるではないか。 答えはそこにあった。 小森会員は「自分なりに」 で、 人生、道に志し、 徳に操り、仁に依り、
(述面)と、 遊ぶ
詩に興りに立ち、 楽に成る (泰伯)の二章句が語る。 真理は一つでもありますね。

「琴線に響くことは」

五十嵐 会員・百歳の詩人柴田トヨ・92歳にして詩を書く500万部」
“先生, という詩、[私をおばちゃんと呼ばないで] 「今日は何曜日?」 「9+9は幾つ?」 そんな馬鹿な質問もしないでほしい 柴田さん、西条八十の詩は好きですか? 小泉内閣どう思います こんな質問ならうれしいわ」 詩の専門家が、こんな 他愛なのは詩ではない。レベルではないと言われた。 柴田トヨ 宇都宮市川田町、田川沿いの古い、一軒家、 築50年の貸家に 住む。 家賃 15,000円という。 埼玉県警「振り込め詐欺さんへ」ポスターが張られた。 好評だった。 2頁に掲載
95歳あたり迄、 幼いころからの極貧生活、 一人息子は仕事が続かず。 競輪競馬、 子は母を想い、 親は子思いの親子、恵まれた のは子の仁愛の嫁、懸命に夫と義母に尽くしてくれていた。 母思いの息子は、92歳のある日、読みたいな文書を書くことを母 に勧めた。 広告チラシの裏の白紙部分に書いた詩、 産経新聞社投稿欄に掲載された。 97歳、 それを見た全国の読者から。 新聞 社に感想が出始めた。 新聞社に冊子にしようと勧められ、 綴じ本で出した。 売れ出した。 100万 200万320 万部に達した。 葬東日本大震災の被災者に書き続けた。ハガキで配られた。 NHKが二本に時間取材番組を組んだ。百歳の詩人。 極貧の生活。 八千草薫トヨ、 武田鉄矢長男、伊藤蘭その妻、鈴木瑞穂、映画化が実現した。 配給約4億円、2冊の本 「百歳」で550万部を超 えた。 1750円の印税十数億円。 一挙にして大金持ち、 しかし、 トヨさんは、倒れかけた貸家に住み続け、そこで亡くなった。 102 歳だそうだ。 葬儀は川田町の小さな斎場。 92歳になっての10年で、大成功者になった。 それが大事ではない。 「くじけ ないで」 「何があってもくじけないで」 今月号の、成るの日に成るのではない。に通ずる、日々の生き方、 トヨさんは、子の出来 が悪いほど可愛い、 何もしてあげられないけれど、この子を育てた私がわるいから、この子を守ってあげたい。極貧といわれ なかでも、守ることができた。 百歳まで生きてきて言える。 「掛けなければいいの」。 トヨさんの生き様、生き方に触れて、巻頭 の言葉、 小森会員の論語にある 「朝に道を聞けば、、、、、」・・・今月は父が一貫していた。 人生、百歳、 目標を持って生きる事に 変えようと今、決意をしました。 百歳を生きる。 130歳かな。 方向修正、見直しですね。 くじけないで。

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