宇都宮木鶏クラブ
2024年11月1日
致知11月号R6年 「命をみつめて生きる」
小森 俊宣
【自分はどうありたいか?】
※R6年11月号は 「命をみつめる」 人生の終わりまでの時間、命: 生きている、 充実、 生命
※「英知」に学び、 自分が24時間までに行動しよう。
※R6年2月号 「事実と意見」 に分ける、 事実を人と対話することが 「私の立国」。
※R5年7月号 「学を為す 故に書を読む」 本9割忘れ、心に響く1文での行動は残る。
※R5年10月号 「幸福の条件」で「私は幸福である」と言い切ると脳は理由を探し出す。
※これからは、現状を理解し考えを整理しものを言う。
【致知読後感想発表】 (令和5年度事業活動計画 五十嵐さんより)
1) 特集のテーマに沿う。 この趣意、 意志、 方向を真読 (全部読む) する。 どこに自分があるか。
2)2度3度、読みをする。 深まるを知る。 文字に書かれていないことを、読み取る。 3)読後は記録として、 ファイルする。 学びの百科書になる。
4) キーワードは 【克己慎独】 修己治人、克己復礼
一所懸命に生きる真実の人たち、真実の人たちの体験と体験から得た英知に学ぼう。
『致知』編集方針
1【命をみつめて生きる】
鎌田實 (諏訪中央病院名誉院長)
皆藤章 (臨床心理士)
◇自分の中には「3分の1の悪人」 がいる
◆何もしないことに全力を注げ
◇医者としての背骨になった父の言葉
◇人生を変えた生涯の師との出会い
◇本当に大切なものは形の向こう側にある
◇悲しき人間と共に歩むそれが臨床心理士の道
◇原点に戻ることで進むべき道が見えてくる
◇生きていくプロセスに意味はやってくる
◇死をみることで命がみえてくる
2 【子供たちの命を輝かせる教育 地方から頂点への挑戦】
国分秀男 (80歳) (東北福祉大学元特任教授)
高校女子バレーの無名校を在任中に全国制覇10回の強豪に育て上げた。
本田哲朗(福島成蹊学園理事長・校長)
定員割れの私学から、塾に頼らず最難関大学に続々進学する学校にする。
◇東北の地で教育の固定観念を打ち破る
◇あの出逢いがあってのいま
◇知恵と工夫、 努力が頂点への道を拓く
◇教師の本分を貫きたかった
◇「あんたの言葉には夢がない、力がない」
◇東北の無名校、 かくして栄冠を掴む ◇教師は目の前の生徒しか教えられない
◇いかにして自信を育てるか
◇思えば則ち之を得る
◆子供が自分に克つ力をつけさせる
◇教育の世界では錬金術は成り立つ
都市と地方の格差拡大は、「教師と学生の意識〟の差」と2人。
「言葉」は「意識」を変え、「意識」 は 「行動」を変え、 「行動」 は 「結果」 を変えるんです。 教師が生徒の命を輝かせることですべてが始まる。
3 『法華経』に学ぶ人生の知恵
植木雅俊 (仏教思想研究家)
「諸経の王」と呼ばれ、 古来多くの人を感化してきた 『法華経』。 対立を乗り越え、 本来の仏教に還れと訴えたのが 『法華経』。
法華経の核心は、 人間がいかに尊い存在であるかということ。
学生時代の自分が、 ただ虚栄心を満たすために勉強をしていたことに気付き、 深い自己嫌悪に苛 まれた。 そんな私に光明をもたらしてくれたのが、仏教研究の第一人者である中村元先生の著書 だった。
◇自らをたよりとして他人をたよりとせず
◇無縁と思っていた財宝が自分のものだった
◆日々の活動そのものが 『法華経』 の実践
◇偉大な人格に触れることの大切さ
◇罵られ、 誤解されても誠意を貫きとおす
◇慈悲の心に満ちたお釈迦様の行いに倣って
4いのちの教育の探究者・東井義雄の生き方が教えるもの
衣川清喜 (白もくれんの会会長)
「欲望の僕となるな。 欲望の主人公になれ」
物が豊かになると誘惑も多くなります。
欲望の主人公であってこそ人間は自ら幸福を創造し、 いのちを燃え立たせることができると考え たのです。
◇厳格で優しく温かく頼れる教師
◇よい悪いを自分で判断できる子に
◇ 「子どもたちを欲望の主人公として鍛える」
◇恩師の夢を実現できつつある喜び
◇人間のいのちを見つめ続けた人生
5よい酒を造れば人は必ず支持してくれる
水野直人 (黒龍酒造社長)
北陸の一級河川・九頭竜川の流域で220年の歴史を刻んできた黒龍酒造。
会社で一番大切なことは、創始の心だと思うんです。
初代が遺した「よい酒を造れ」という言葉を信念としてずっと大切にしてきました。
自然と共生し、 命を見つめ、 時代に合ったお客様に喜ばれるよい酒を造り続けること。
それが、これからも追求していくべき僕らの使命だと考えています。
◆時代に合ったよい酒を追求し続けて
◇会社組織での酒造りとブランディングの大切さ
◇顧客の元に届くまでのすべてが大切
◇価値観を共有できる店と一緒にやっていく
◆一歩先ではなく半歩先を行く
◆日本酒はもっと評価されていい
◆ゼロ杯を一杯に
◇日本酒が教えてくれること
6 約4,000人の赤ちゃんを取り上げて気づいた 「命の真実」
岡野眞規代 (助産院いのちね代表理事)
鳥取県智頭町、 自然豊かな山陰の里山に命の根っこ〟に寄り添うコミュニティ。 助産院、 デイ サービス、診療所、 温浴施設、 宿泊施設、カフェを展開する「いのちね」。
代表の岡野さんは、日本における自然分娩の神様の吉村正氏の薫陶を受け、 助産師として50年近 くにわたりこれまで約4,000人の赤ちゃんのお産に携わってきた。
その中で気づいた命の真実、 命と向き合う上で大切なこと、幸せに生きる秘訣とは何か。 私はこれまで助産師の仕事を通して、 「命とは光である」ということに気づきました。
◇お産から看取りまで命の根っこに寄り添う
◇原体験は5~6歳の時に見たテレビドラマ
◇吉村正先生との邂逅を果たすまで
◇「赤ちゃんはピカピカの光の玉だったんだ」
◇お産とは神事であり人類最高の仕事
◇結果よりもプロセス 100%の受容でいまを生きる
7命をすこやかに運ぶ
昇幹夫(産業医 日本笑い学会副会長)
市川加代子(自然療法研究家)
人間には誰にも 「治る力」 が備えられている。 昇氏と市川さんは長年、 私たちの中に眠っている 「治る力」を引き出すことにより多くの病が癒やされていくことを実証してきた。 人間の命と向 き合ってきたお二人が語る心身を健やかにする人間の生き方。
「あ」は会いたい人に会う。 「い」 は行きたいところに行く、言いたいことを言う。 「う」は歌 いたい歌を歌う。 「え」は遠慮しない。 「お」は面白いことをやる。
この「あいうえお」 を自分なりにどうアレンジするかも人生の楽しみ。
2003年の「第1回千百人集会」 この集会には末期がんから生還した124名の方も参加されていて、
「これだけの生還者がいるのか」と医師としてただ驚き、 圧倒されるばかりでした。
千百人集会と銘打ってはいますが、 実際には2,000人くらいの人がいたのではないかと思います。 特に2日目の「治ったコール」 は、 124人が次々に登壇し、
「私はこの乳がんを治しました。 治る、治る、 治った。 おめでとう」 などと声高らかに叫ぶんで す。 それはもう圧巻でした。
◇医師を驚かせた末期がん生還者たち
◇泣いて生まれて笑って死のう
◇笑うことで活性化するNK細胞
◇自然療法を通して6つの難病を克服
◇ 「治る力」 はこうすれば高まる
◇悪い食べ物は人間の心身を蝕む
◇病は命を紐解きみつめるための機会