宇都宮木鶏クラブ
2024.11.1
3. 私の琴線に響 (触れる) 言葉
鈴木良男
写真家 土門拳 『死ぬことと生きること』 の中にあった言葉に次のよう部分がありま
した。
気力は眼に出る。 生活は顔色に出る。 教養は声に出る。
心に秘められた感情は、口のまわりに出る。 年はうしろ姿に一番出る。
悲しみもうしろ姿に一番出る。
また、次のような文章もありました。
芸術の最高の段階は、手段を忘れるところにある。
つまり、写真が写真であることを、見る人に忘れしめるところにある。
これ等の事から、 自分で自分を観ることは難しいが、 他の人からはガラス張りの様に
見えていると思える。 だから常日頃真剣に生きる事の大切さを感じました。
「芸術の最高の段階は、 手段を忘れるところにある。」 からは、何かをする為には、
理論や理屈や方法を考え研究しているうちは、本物にはなれず、 そのずっと先にある事
に気づきました。