宇都宮木鶏クラブ
致知読後感想メーン発表者・・ 大沢 栄 会員。
第349回宇都宮木鶏クラブ令和6年10月号の感想発表例会は宇都宮豊郷市民活動センター、 参加者14名で行いま た。読後感想発表リーダー 進行は大沢栄会員です。 10月号の特集 「この道より 我を生かす道なしこの道を行っ 巻頭の言葉。 先人のご恩に報いて、日本が発展するには「政治・経済」の日本人的考え、慣れたやり方を尊重していく。 真の力と成り得るには、 日本の歴史を深く学び習う心を持ち、 自由も民主主義も我が国の風土や伝統に根差したもので なければ、 我が国の真の姿は取り戻せない。日本の真の姿を取り戻すには恩に報いる道、 それは歴史に学ぶことから。 青山俊董 & 山川宗玄対談より。 一筋の道を歩み見えてきたもの。 良き師縁に恵まれる。 自分の思いを超えて導かれるも のがある。 心身の限界の中で掴んだもの。 仕事の学びは仕事から、この道を行く。 限りない道を歩み続ける。 深まる程 足りない自分に気付く。
武者小路実篤 「この道より我を生かす道なし この道を行く」 35歳のころ執筆したものらしく、 90歳の生涯、 自分は この道しかなかったと、 その感慨を筆に込めていた。 人生は、誕生からいろんな多くの人、 事に出会いがある、其の中 で、 始めたその道、 その道を織り重ね、 歩み続けて、 今、 この道より我を生かす道なし、となっていく。
王貞治は、 荒川氏との出会いから、一本足打法を見出し、 バットを降り続け、 鍛錬極め続けて、 世界のホームラン王と なった。 この道、 ボールを打つこと。 合気道の指導では、 「ボールがバットに当たってくる。」 ホームランを打てる。 私たちも今、この道より、 我を生かす道はなし、この道の生き方をしているか。 大澤栄会員の感慨深い発表は、ご自身 の人生を、 ご自身の歩んできた人生を重ねて発表されていたのでしょうか。年老いて語る言葉に、 直心 (あるがまま) からの誠心が感じられた感想発表でした。
お気に入りの論語一章 「五十嵐薫会員」 仮名論語・堯日p313 最終更論語の最終 「孔子曰わく、 言を知らざ れば、 以て人を知ること無きなり。」 孔子は、全てが人であった。 自分であり、 相手であり、人の集団であり、 組織 であり、其の中での人が如何にあるか。 孔子の謂う人を知るに理解を深め、 興味を持っているのでこの章句を選んだ。 人、 自分は、 独りではない。 多くの人と出会い、 供に学び、 共に仕事をする。 自分の生きる道には、人との関わりなし には生きられない。 人を知る。 その言を知ることである。 相手を理解する、 相手を受け容れる、則ちそれは、 自分を知るこ とになる。 その為に人を知る。 聞く、問く、聴く、 相手の思い、考え、 生き方を知る。 自分のために、 自分以外の人たちが、自 分を存在させてくれている。 人を知ることが自分を知る一番近道で、自分を知るには自分が鏡であるとも言われる。
「琴線に響くことば」 手塚久雄・心廣ければ則ち万鐘も瓦缶の如し。 菜根譚。 このような心境になれるか。 何もいらないと喝破した山岡鉄舟、 欲のない秋山好古といわれるが、 心廣しとは、 無欲こそ、 信なり。私心なし。質素なことか。
横塚会員の感想一言・・・ p108. いつも心に太陽を。 すべては人の心が決める。 思う通りになる。 私はできる。 やれると思う。