宇都宮木鶏クラブ

宇都宮木鶏クラブだより通算279号令和6年7月例会の報告

2024年08月04日

宇都宮木鶏クラブだより通算279号令和6年7月例会の報告
致知読後感想メーン発表者・五十嵐薫会員。

第346回宇都宮木鶏クラブ令和6年7月号の感想発表例会は、宇都宮豊郷市民活動センターで、参加者11名で行いました。読後感想発表リーダー進行は五十嵐薫会員です。一年半ぶり発表です。7月号の特集は「師資相承」。五十嵐会員は特集の問いに、師となる師は誰か。何を相承したか。何人かの心に留める師を想い乍ら、師は何を傳えようとしたのか。BE研究の師、行徳哲男と弟子松岡修造との対談から受けた『紛れもない自分を生き切れ』深い学び、気付きと、自己に強く意識を止めた。斯文会、宇野茂彦&數土文夫氏の対談、孔子のその弟子たち。孔子、師をその資質の全てを弟子、民までも伝え広めていた。資とは、師の持つすべての資源、知識、一番の自覚であるかと感じる。森信三氏の師匠運は大事である尊敬する師匠は自分いるのか。自分にとって尊い人。父母祖先の血縁者は別として。
行徳哲男師と松岡修造さんの対談、師と弟子である。BE研究所とは、感受性訓練のことである。紛れもない私を、生き切れと説いている。現代は、虚構、見せかけ、お世辞やおべっかでの美辞麗句。自己の存在証明の危機であると。防御ばかりしている。気負いだらけ、弱さを知ることが、本当の強さにある。煩悩を棄てるのでなく、煩悩を食べるのである。煩悩、心身を惑わせる妄念、迷いの心である。見せかけばかりの、真面目という仮面を剥いで、本来の自然体、あるがままということに気付き、自覚すると、京都広隆寺の「弥勒菩薩」を見て、実存の人間の最高の姿、「美しさ」の表現を正と邪、善と悪、清濁併せ呑む。感じる。迷いだらけの身がだらけと思うことが、本当の悟り。然るに、人間の徳性の根本は、清新はつらつである。無類の明るさ、リラックス、イキイキ明朗闊達にある、有事の時ほど。一番教わったのは、無碍自在。とらわれない、こだわらない、プライド持つなんてなんて意味がない。自尊心、自負心なんて,我儘、身勝手、信を失い、協調を失い、自分を失うということに。
荘子木鶏に云う、気負わずして飄々としていて、何がっても動じない胆力を持つ。自己、自分、己、その存在を知ることを知る。
孔子とその弟子たちでは、孔子が最も伝えたかったこと、ソクラテスの汝自身を知れ。孔子の謂う、克己復礼、修己治人で
ある。挫折感を味わせながらも、最高の希望を与えた。孔子は生まれながらも苦労人、死ぬまでも苦労人。その間、悩み悩みなながらも懸命に自分を高めようと努力を重ねてた。孔子は民の豊かさは、政治であると、理想の政治を求めて、命を狙われながらも放浪を続けてきた。困窮していた時弟子君子でも困窮することはあるのか、君子もとより窮す、小人窮すれば斯に亂る。君子は困窮しても自暴自棄にならない。楽天的である。後に需要な言葉になる。信なくんば立たず。政治の要諦は、食を豊かにし、兵を充実し、民に信を持たせること。先ず兵を棄て、食を棄て、「信なくんば立たず」博く恵みを施して、民衆を救う。
経済がそうである。ならば、経世済民。尊徳は、道徳なき経済は犯罪であり、経済のなき道徳は、寝言である。澁澤は、論語と算盤、一致する同義に伴った利益を、公益を第一とせよ。稲盛の自利利他。動機善なりや。私心なかりしや。幸之助は、国民の平和で、健全な生活は、政治によるものである。松下政経塾。人としていかに生きるか。その大本は自分である。さらにその本は、自然の摂理である。真の生き方、「道に志し、徳に拠り、仁に依り、に遊ぶ。」自他ともに平和で幸福である。
PHP・・恒産無ければ恒心無し。荘子。
お気に入りの論語一章「鈴木良男会員」仮名論語74.子曰わく、之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好
む者は声を楽しむ者に如かず。何事も楽しんでするのが、上達のコツ、知識で理解してもいざというとき役に立たない。潜在意識の落とし込むまでやっている。好きなことを楽しんである。孔子は、それには樂は、人を他を楽しませれば誠に楽しい、喜びである。藝に遊ぶという。楽しませること。学とは音楽の樂という文字。演奏して楽しんでもらえる。

琴線に触れた言葉・・駒ヶ嶺智弘会員。「人間を変える。」学問を捉えて、人間を変えるような学問でなければ学問で
はない。自分のことである。自分を変える、変わる人にあるならば、その学問、その思想をもって自分の性格をつくり、自分の環境に及ぼしていく実践性がなければ、活学とは言えない。不戯論(ふけろん)という・・・無益な議論、真実でない議論、実に合わない、道理に合わないこと。そういうことは、実践を通して、初めて自己を知り、自分を変える手立てになる。数年前に読んだ致知、全く別な内容に感じることがるのは、その後、何らかの実践をしたからなのかもしれない。人間を変えるには、実践しかない。

私のお気に入り論語、琴線に響くことばなど、何故、自分はこの論語章句を、琴線に響く言葉を選んだかを先に言う。
次回・第347回令和6年8月2日(第1金)会場・宇都宮豊郷市民活動センター1Fです。
QRコードから、読後感想メーン発表・江連京子会員・・・*お気に入り論語一章・横塚高根会員
琴線に響く言葉・手塚久雄会員・・・「当月号」からの琴線に触れた言葉・・・当日申し出
駒ヶ嶺智広会員が、毎月例会後即行直ちにSNSにアップしています。他県の木鶏会員が見てます。
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