宇都宮木鶏クラブ

宇都宮木鶏クラブだより 通算276号 令和6年4月例会の報告

2024年05月10日

致知読後感想メーン発表者・・駒ヶ嶺智弘 会員。

第343回宇都宮木鶏クラブ令和6年4月号の感想発表例会は、宇都宮豊郷市民活動センターで、参加者8名で行い ました。読後感想発表リーダー・進行は駒ヶ嶺智弘会員です。 4月号の特集は「運命をつくるもの」。 駒ヶ嶺智弘会員 は、全ページ隈なく読んでおられる。すべてを発表している。そこを書き写すことで、確かな読書になる。読後感想は 書きとめること、書き写す。 聞き手に読まなくても理解出る説明 (伝達) できて、何が書いてあるかから。何が言いた いのだろう、 そして、 自分にとってどう学びになったか、どう活かすのか。
p14 から、さだまさし対談の「かくて運命の扉をひらいてきた」、氏は、挫折、 ノイローゼ、借金、批判、苦難を乗り 超えてきたという。 4630 回のコンサート「惜しむな、惜しむな」 と言い聞かせてきて、手抜きしたことなどはもちろ ん一度たりともありません。 長嶋茂雄さんが、ヘルメットが飛ぶくらいにフルスイングして三振した。 なぜですかと 聞いた。 『後楽園球場に何万にも観客、一生に一度しか来れない人もいる、その人の前で元気のない長嶋は見せたく ない。 不調の時も、だめなら駄目なりに、 打てなかったけれど一生懸命やった。 たとえ当たらなくても思い切り振る。 そうすると、偶然当たったりするんですよ。』一度しない今のコンサートのステージに全力を出し切る。 惜しむな惜し むな、手抜きなどするな、思い切り出し切るコンサート、出し惜しみしない、 運命をひらくものそこにあったのでは ないかと、さだまさしは、その姿勢を貫いていこうという思いで立ちます。
P72.~ 73. 徳目評価が高い社員ほど実績を出している。 その徳目は、 仁 【忠恕】、 義 【信義】、 礼 【礼儀】 智 【厳正】、 信 【信念】 この五常のほか、 【中庸】 【覚悟】 これを基本に、徳目の実践言行、 他者の言動をありのままに受け入れ ている。 2他者の苦労、 悩み、 苦しみを理解し、 共感し、 その解決に力を注いでいる。3部下や後輩、同僚、 何時も 緊張感をもって、適度な距離間で見守っている。 義は4物事の根本を見極め、多くの人を納得させる正論を持ち、 周 囲に伝えている。 正しい事を話している。 5 他者と交わした約束を果たすために自分をきびしく律し、 全力で実行し 続けている。 覚悟は、仕事を通して果たすべき自分の使命、 役割を十分理解し、 今、 ここ、 自分が全力で取り組ん でいる。 会社や組織の使命を果たすために、 自ら先頭に立ち率先垂範している。 7当事者意識を持つ社員をつくる。 8宇宙の理法を経営に活かす。 宇宙の秩序を定め安定させていく仕組み、 きまりを良く知る、 徳の概念を知ることで す。 それは、「自己の最善を、他に尽くしきる」 相手に感謝の心、 ありがとうの人間関係が生まれ、 信頼、 助け合 い、協調が生まれ自己の幸福、 つまり、 運命がひらき、 この徳目の実践が、 運命をひらくものなのだろうか。 それは 全てが自己の善き行いに過ぎないと締める。 駒ケ嶺会員がとらえた、繁栄するか廃れゆくものの道とは徳の本質とい うは、「自己を修養し、その自分を以て人に尽くすことだ」 ここを、深く追求してみました。

お気に入りの論語一章
「小森俊宜会員」仮名論語 p74雍也第六 「子曰わく、之を知る者は、これを好む者に 如かず。 之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。」 分かり易い章句である。 人生楽しむことにかぎるということを、 述べているが、 楽しむとはどう楽しむことなのか。 孟子、 浩然の気にいう精気とか心境ではないと思うが、 楽 (ガ ク、らく、ごう、 たのしい。 かなでる) 樂の語源にある。 巫女の持つ、 柄のある手鈴の形。 白が鈴。 両側には 糸、回して音を出す。 舞楽のときこれ振り、 神を楽しませるのに使った。 欒とは、楽しませることに言う語になる。 つまり、人を喜ばせる。 ひとを楽しませる、 独り楽しみもあるが、 それさえも、 人、 他を楽しくさせる方がより楽 しいのではないか。 孔子は、 音楽をかなでる、 踊る、 歌うということは、 好きなようであったらしい。 論語、 樂、 は音楽の樂である。 泰伯p 103. 子曰わく、 「詩に興り、 礼に立ち、 楽に成る。」 心癒し、 人徳者になる。 とある。 楽しいの しい、 しむ。 しく。 の語尾の意味。 そうする。 そうしたい。 それがいい。 となる。

琴線に触れる言葉・・ 手塚久雄会員。
兎を得て蹄を忘る。 荘子。 兎を捕まえたら、その蹄(わな)を忘れてしまう。 目的を達っすれば、 その手段を忘れる。 手段とは、本、 本質のことだろうか。 魚を得て竿忘る。 蹄とか竿は、 兎や魚を獲る
ないがし
ための役割を果たしたこと忘れてしまう。転じて、相手の意志を読み取ることなく、蔑ろにするなという学びでしょうか。

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