宇都宮木鶏クラブ

宇都宮木鶏クラブ 令和5年9月度第336回月例会 特集 「時代を拓く」 読後感想発表

2023年09月02日

宇都宮木鶏クラブ 令和5年9月度第336回月例会 特集 「時代を拓く」 読後感想発表資料

令和5年9月1日 (金)

手塚久雄

福地茂雄

巻頭の言葉 「お金で買えないもの」

マイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」 ですべてが 「売り物」になることで、 「不平 「等」 と 「腐敗」 という問題が生じると説いています。 不平等は、お金を持つ者だけが様々な機会に 恵まれるようになること。 そして腐敗については奴隷制を引き合いに、 人間という尊い存在までも が利益を得るための道具に貶められてしまうことを示唆しています。 私たちは、 「お金で買えない 左側 2段目 後ろから2行目 もの」をもっと大切にしていかなければなりません。

お金で買えないものは、論語で言う仁義礼智信です。ここにすべて含まれています。

特集 時代を拓く

時代を拓くことは自分を拓くこと、自分の運命を拓くことである。 一つの時代に対し、 自分の

運命を拓いていける人にして、初めて時代を拓くことができるのである。

P92段目 中央

立場こそ違うが自分の思いを持ってそうしようとする努力が大切です。

五十年先の日本に未来はあるか 対談 数度丈夫、月尾嘉男

明石元二郎のことです、大雑把に言うと 「70万円使いましたので、30万お返しします」 とい うことです。 それ自体も立派ですが、 「本当に申し訳ないのですが、 数百円だけ合いません。 列 車のトイレの中で相手に渡す金を数えていた時に落としてしまいました」 と言ったそうです。

P13 1段目 7行目

ルーズベルトは日本文化に深い理解を示し、「忠臣蔵」を何回も読んだとか、「武士道」に 感銘して自ら数冊買って友人にプレゼントしたという逸話が残っています。

P13 3段目 後ろから8行目

日本は世界の三流国に凋落してしまった。 その原因は何なのかと考えると、戦後の教育システ ムに欠陥があったかと思います。 やっぱり人間は超一流の人と交流すると共に、 最下層の現状を 知らないといけない。 最高と最低のどちらにも触れなければ、 本当の力は発揮できない。

P15 1段目 後ろから 10行目

やはり日本は世界に誇るものは数千年間にわたって育んできた類い稀な文化です。 これに気付

き、世界に発信することが日本の未来を拓いていく上でとても重要です。

P18 2段目 後ろから9行目

「忠臣蔵」 「武士道」 は日本の誇れる文化です。 五十年先になって今が良き例になるようにし たいものです。

新エネルギーの創出に挑む 対談 沼田昭二 濱田総一郎

ないものは自分で作ればいい ロス、 無駄、 非効率を徹底的に排除するという業務スーパーで培 り、昨年4雪には発起堂に掘削技術者を要請する専門学校も作りました。

われたノウハウが地熱発電でも見事に生きてくるわけですな。 工事に用いる掘削機は自前の物であ

P266 2段目 中央

他に頼らずということですが、それまでの資本の蓄積をしてきたことが素晴らしいと思いまし た。時代を拓くには努力が必要不可欠です。

米倉誠一郎

時代を切り拓いたイノベーターたち

ドイツ人の経済学者ヒルツマイヤー氏は、この明治政府の創造的対応を高く評価し、 武士こそ が日本の近代化の源流だと述べています。 日本の武士が優れていたのは、読み書き算盤ができた からだけではない。 ディプリン (規律) があり、 一人ひとりが克己心を持ち、 事故をコントロー ルして鍛え上げる力を持っていたことが、 新しいビジネスに挑戦する上での基盤となったと言い

P29 4段目 後ろから 12行目

ます。 新しい構想や技術を使ってどう次の時代を切り拓いていくのかについては、 我が先人たちがそ の好例を多数残しています。 もちろん時代背景は異なりますが、 その功績の本質を学び、 未来を 創るイノベーターが出てくることを願ってやみません。 1ミリでも前に進む気概が重要です。 歴 P31 4段目 後ろから 12行目 史はその勇気を得るためにあるのだと思っています。

常に少しでも進むことによってある時点で飛躍的に進むことがあります。 常々の努力が大切

です。

大学生に衝撃と感動を与えたカント道徳 夏目研一

自分が熱意をもって授業に参加してきたからこそ、終わることへの寂しさが募ったのだと思い ます。

P33 1段目 後ろから 12行目

カント自身は、道徳性を高めるためには以下のような修養方を説いています。 ①徳性を高め、 善を行って生きることを決意し、 実践を始めること。 ②自分の判断の動機を振り返る習慣をつけること。 ②新たな行動方針を立てることを自分の習慣とすること。

P35 2段目 中央部太字

マイケル・サンデル教授の授業のように徹底的に議論を交わすことが時代を拓く第一歩と思

いました。

インタビュー

① 科学技術立国日本の前途を照らす (栗原権右衛門)

何があっても創業の原点、 理念だけはたばなしてはいけない。 それを守り続けることが、 永続する企業への道を拓くのだと思います。 創業者のDNAを守り続けることが氷統企業 への道

P40 4段目 1行目

それまでの経験苦労を忘れてはいけない。

②不可能が新たな可能性を生む (穴澤雄介)

人間は大変な時こそ知恵が出るんです。 満たされている時は案外、いい知恵は出ない。 最 初に述べてように、どんな困難な時も絶対どこかに抜け道がある。 不可能が新たな可能性を 生み出す。

P45 3段目 後ろから 10行目

このレベルではないが、 経験から仕事でも私的なことでもよくよく考えることによってよ い知恵がうかぶものです。

(3 愚直に徹して、その道を進め (追立久夫)

一つには、やはり守りに入ってしまえば前に進まないし、発展もない、たとえ間違ってい

P50 1段目 1行目

るとしても、とにかく前に進んでいくということです。

ここでは前に進むにあたっては、相当考えた上でのことと思いました。

九十路 我らなお人生に挑まん 対談 丸茂伊一 滝野文江

私は72歳までは仕事を続けて、それ以降はチアリーダーの他にエレキギターをやったり、た

くさんの楽しみを見つけてきましたけど、 私たちより若い方でも年を取って家に籠りがちになる

方も多いようですね。

P58 1段目 後ろから 11行目

ですから全部他人様のおかげ、 出会いとご縁に導かれていまがあります。 人生にはいろいろな 出来事がありますけど、全部いい塩梅に繋がっている。

に感動があることです。

P58 1段目 後ろから9行目

長生きするには幾つもの方法があると思います。 自分にあった方法を見つければ良いと思いま

す。

先師先哲に学ぶ大転換期の生き方 対談 上甲 晃 田口圭史

困っている人を見て気の毒に思う惻隠の心、 おのれの不善を恥じ悪を憎む羞悪の心、譲り合い の禅譲の心、人間として是か非かを判断する是非の心、この四つを徹底的に身に着けさせた上で これが仁義礼智の四徳に育ち、 備えることが人間として一番重要なことだとされていました P64 2段目 4行目

先師先哲は常にこのような徳を持って時代を拓いてきました。 これからは少しでもこのような

気持ちをもっていきたく思います。

人生を照らす言葉 鈴木秀子

いまできる限りのことをしていくところに、 新しい希望が生まれるのです。

P108 4段目 後ろから 15行目

無理することなく自然体で良いと思います。

「香風隠せば彌る」

横田南嶺

隠れた方がいたからこそ、後に大成なされた方が育ってゆかれた。

P113 3段目 8行目

日本人の奥ゆかしさを示しています。

道を拓くには、 自分の器量に合う方法があると思います。 例えば、 国を良くするには、 それに相応

しい議員を選ぶこと等です。

« »