宇都宮木鶏クラブ

令和5年2月号 特集テーマ「積善の家に余慶あり」

2023年02月04日

宇都宮木鶏クラブ月例会・月刊 「致知」 読後感想発表用シート(要項)

五十嵐 薫

第 329 回例会

2023 2.3 (金) 発表者・

令和5年2月号 特集テーマ「積善の家に余慶あり」

出会い観・・・そこには共感と感動がある。 出会いが、 人と人とのコミュニケーション から始まるもの。 現在の信号通信機器による出会いは人と人の出会いではない。 本当の出会いの尊さが奪われている。 利便さのみを評価するデジタルの人間は

人間ではない。 ウイズコロナになりつつある現今、三蜜してこそ、人は豊かになり、

幸福、 平等も、 平和ももたらされる。

人間はアナログだから、 目と目、 顔と顔、表情と表情、 笑みの交わし、 言葉のぬく もりにある。 その間(ま) にこそ出会い、 進化がある。 人間は感性であり感動で ある。 意識し合うは愛である。

人は出会うべくして出会うとき、偶然ではなく必然の出会いにあり、 共感 、 感動、 そして、信、信頼が生まれるだろう。

[巻頭の言葉より ]

「廉恥心は少年教育、 養成の最初の徳の一つであった。」 廉恥心、名誉、徳なくして国家は成立しない。 「新渡戸稲造の武士道」 日本 人は、廉恥心を失った。 名誉を口にしなくなった。 徳を口にしなくなった。 幼少期に養成されなければ、 成年となってからでは、己の気付き以外、 培え られない。 廉恥・・・ 清らかにあり、恥を知る心 学び、 福沢諭吉学問ノススメで、 「賢人と愚人との別は、 まなぶとまなばざ

るとによりできるものなり。」 まず読書、 修練、稽古を積む決心決意があ るか。

致知読書会は、 感想発表会によって、 廉恥心、名誉、 徳、 国家再生、 独立

自尊、 克己復礼なるか。

リード文の喚起をいただきながら、

P8

何処を読んだか。 表題・真/ 行 p11 「一日一日の積み重ねが我が文楽人生を ひらいてきた」 人形浄瑠璃文楽座人間国宝三世桐竹勘十郎に聞く

何が書いてあったか

p23.下積みの時代は、 将来のために貯金

文楽の人形遣いは入門するとまず基本中の基本である足遣いの修業から始まって、

だんだん経験を積んでいく中で、 左遣い、 主遣いと言うように進んでいく。 足遣いに 十年、 左遣いに十五年。 文楽の修業は足遣いをやりながら左遣い、 主遣いも勉強も 段階的に駅るよう合理的ではある。舞台では一体的に人形を動かしている p24、 2段目、 足遣いと左遣いは黒い衣装、 顔を頭巾で隠す、 番つけやチラシに 名前も出ない。 一所懸命足を遣っても、 お客さまが拍手を送るのは、 顔の見える主

遣い。 下積みの時代、 今は10年、20年後のための貯金をしているんだ。 真面目

に貯金を積み重ねていけば、いつかは必ず使える時が来る。

27. 「1日1日の積み重ねが人生*仕事をひらく」 3段目菅原道真公の文楽に、 「」 一日学べば三百六十字との教え。 そんなこと 書かずとも、 本の清書したほうがよい。」 清書の一枚を重ねていく中に、一枚でも いい加減に重ねると、 そこに歪みが出て、 その上にいくら重ねてもさらさらと落

ちてしまう。 それは後から取り返せない。一に致知に居、 一回一回を誠実に丁寧にきっちり行

けば、善い人形遣いになるでしょうし、人生も良き方向に向かっていくのでしょう。

著者は何がいいたかったか。

(何処に、 主旨)

経文言伝。 積善の家には必ずあり」 本来は日々小さな善 (よきこと) を積んで いけば必ず慶びに行きつき、そしてその層は厚くなり、 び (積み重ねるもの

は何か)は、家の喜びから発し、 他を良くし、 国を置くする。 易経に、 善も まざれば以て名を成すに非ず。

どう感じたか

(感動したか 気付いたから学んだか) p23. 「60歳を過ぎてからが本当の修行の始まり」 14歳で入門、50年、 65

歳で人間国宝、 著書に、「一日に一字学べば・・・・」

因果応報 (釈尊) 積小爲大 (尊徳) の大本は是にある。

世阿弥の風姿花伝に 「初心忘るべからず」 があるが、

初心の頃を忘れるなと誤解釈されているが、 これは、 「日々初心、」 「日々稽古」 を意味する。

毎日が新しく、 初心の頃より 新進歩、 進化している 尽きるまで、 積善。 ・・・・最善観

どう活用したいか、するか

《実践法>・・いつから、どこで、どのように、 自己

の経験実例

積善・・日々一日一日積み重ねていく、動けなくなるまで、命尽きるまで、やることあり。

*

①まとめとしての感想 疑問・課題・意見を求める (誓い 目標 新たな思い)

人間国宝という人のその歩みは、 人生一生を掛けて磨かれれるもの。 その修練の積み重ねは、 一日一日にある、 今の私には、何もかもやり遂げるどころか、 やり足りないものばかり、やり遂げること、そのために一日一日を大切にしていくこと。

当たり前を、 いまさらにして感じた。

何処を読んだか。 表題頁/行 p52. 「おもてなしも道を追求して」 由布院玉の湯 桑野和泉 高台寺和久傳 桑村祐子 対談

何が書いてあったか

先代よりそれぞれの経営を引き継ぎ、ブランドをさらに高めて、

p55. コロナに生まれた新たなチャレンジ。

不要不急の業界の言葉を突き付けられた。 熊本地震の時。 自分たちの存在価値をものすごく考えさせられた。 皆さんにお返しできることは 何か、「保養地の」としての本質を深め、 新たなチャレンジを試みた。 p56.二段目、 コロナ禍で心身疲れている人、 病気 健康上の理由で旅を諦めている。 チャレンジ

著者は何がいいたかったか。

同に、

仕事と会社になって、目を見て話す ので、寄り添う、らしさ」 P58.下から5921

お客様のちょっとしたやしぐさをキャッチして、行動に移す

お客さがまた来ようって思っていただける。

* 和久傳のおもてなし流儀・・ 「心温かきは万能なり」 P59.3 4段目畳や障子の桟の端まで丁寧に吹き、

座布団は飾りのさがきちんと並んで揃うように、

庭の苔の間に落ちたごみをピンセットで摘まんで拾い、

毎朝の掃除。 庭木の葉っぱ一枚一枚を拭く、

大徳寺の一日は掃除に始まり掃除に終わる体験から。

何事も「ハイ私がやります。」 「はい」 「ありがとう」 「ごめんないさい」 心から言えるか。

どう感じたか (感動したか 気付いたか学んだか)

** 繁盛し続ける店、 老舗はどこが違うか。

百年先を見据えて、 長期的な視点に立って、 物事を考え、深めていく、 その積み重ねを次の世代へ繋げていく。 積善の家に余慶ありの教えかと思う。

事業を捉えての積善は、そういうことでしょうか。

どう活用したいか、するか。 どう、活用したか

一人一人、 一つ一つの仕事、 それは、誰か、何かへの仕え事、 私の仕事に、 真心こめて、真摯に向き合うこと、

① まとめとしての感想 疑問・課題を求める目標 新たな思い) 経は、 四書五経の中でももっとも、 壮大な、この頃からの天地陰陽の根本原理を示し ているものといえるようです。

この頃とは、 周易周 (紀元前3千年) の時代、のの、 孔子が易経として め、 朱が四書五経とした。 古くは俺の時代、 とは、 「時の変化の根本原理原則」 天の法則 地の法則、陰の原理原則、 さまざな卦、 変する、 一口に占いとは、 この 原理原則を、時代の流れの経験によって解れたもの。

テーマや全体が気付き

何処を読んだか。 表題頁/行

p62. 「中江藤樹と石田梅岩」 二人の先哲が教えるもの

|東洋思想研究家田口佳史 国際中江藤樹思想学会中江昭対談 中江藤樹近江聖人蓮の花、 汚れた泥の中から真っ直ぐに茎が伸びてきて、

けれどもその汚い泥に何ら染まることなく、 美しい花を咲かせ、しかもその花 の香りが遠くまで及んでいる。 この蓮の花のありようを愛する人。 地位や名誉 にこだわることなく、 清貧な生活に甘んじながらも、己の信する道を誠実に歩

み続けた。 石田梅岩石門学生涯一貫して、 「正直と倹約の二つが人間の根本」 と説いた。

何が書いてあったか

(読み上げ)

P70.自己を磨き続けた藤樹、 梅岩の人生

江戸の草創期から安定期を生きた人物。 豊かになって金がもてはやされる世の中に あって人間本来の在り方を説き、日本人の精神的な基礎をつくった人と言える。

P70.3段目中より4段目中まで、

読み上げ

©著者は何がいいたかったか。

(何処に、 主旨)

p70.三段目、 易経に言うは、 余慶より積善と、 氷に例えて、

堅い氷が薄い霜から生じるように、 最初の一歩を見落とすなという教訓であり、 薄い霜でも何層も積み重ねると強固な氷になるという積み重ねの重要性を説いた。

小さな習慣の積み重ねが大きな結果に繋がることを考えると、日々自分を磨き 高める修養をゆるがせにはできない。 ・道元が、 「人間一人一人、 生まれながらに尊い仏性が具わっているが、それは

修行をしなければ現れない」 明徳とも修行抜きでは現れないらしい。

どう感じたか

(感動したか ・ 気付いたか学んだか)… 藤樹・・それ学問は、心のけがれをきよめ、 身の行いをよくするを本日実とす。

ⓒどう活用したいか するか

≪実践法>・・いつから、どこで、どのように、 自己の経験実例

①まとめとしての感想 疑問 課題・意見を求める (誓い 目標 新たな思い)

特集テーマや全体からの発見、学び、 気付き

. 何処を読んだか。 表題・真/行 p46 「仏道の原点 因果応報の真理に

「学ぶ」

窪田慈雲代々木上原禅堂師家

積善の家に余計ありの特集に添う

何が書いてあったか

(読み上げ) p48

自我意識こそが迷いの根源

今の教育は、個性を尊重し、 自我の確立を重視する。 自我というものを大切にし、

それを育てなければならないというのが社会通念になっている。 お釈迦様は、 自我というのは錯覚であり、 坐禅によって執着を外していけば、

自我から解放されると説く。

p49. 一段目、 坐禅の目的は、 心を静め、 潜在意識に巣くっている「俺が、俺が」 という観念を薄めていくこと。 人からバカ野郎と言われても。 「そうか、 この人から

見ると俺はバカなのか。」 と笑っていられる。 それくらいになれば大したもの。

◎著者は何がいいたかったか。 (何処に、主旨)

簡単明瞭なお釈迦様の教え。

十戒を守れ。 戒め。 殺すな。 盗むな。 嘘つくな。 男女の仲を薄く。 酒、 売るな、 飲ますな、 飲むな。 法を説くのもほどほどに、説教ならず。 人をそしらず、 自分をほめるな。 財を惜しむな。 腹を立てるな。 仏法を敬う。 他人様に施し、 この十戒を守れば、 因果必然で死後必ず天に生まれるという。 お釈迦様の説く因果論は、 「善きことを行えば、善い結果に恵まれる」

どう感じたか

(感動したか・ 気付いた

か学んだか)

いかに運命を切り開くか。

どう活用したいか するか

≪実践法>いつから,どこで、どのように、 自己の経験

実例

守ることより、防ぐこと、防ぐことより、 伸ばし広めること。

①まとめとしての感想 疑問 課題意見を求める (誓い 目標 新たな思い )

® 特集テーマや全体からの発見、 学び、 気付き

何処を読んだか。 表題頁/行

何が国を豊かにするのか。 藤原正彦 対談 櫻井よし子

何が書いてあったか

読み上げ) p19. 2段目から4段目

積善の家に余慶あり、 積善の国に余慶あり ◎著者は何がいいたかったか。

P19.3段目 日本が惻隠の情に満ちた、利他の精神を持った素晴らしい日本人

どう感じたか (感動したか 気付いたか学んだか)

⑥どう活用したいかするか

<実践法>・・いつから、どこで、どのように、自己の経験実例

①まとめとしての感想 疑問 課題・意見を求める (誓い 目標 新たな思い)

® 特集テーマや全体からの発見、 学び、 気付き

今日の感想会での琴線に触れた言葉。

P85. 致知随想 「過去の努力はいまの結果。 いまの努力は未来の結果。」 水栓バルブ発祥の地 p86. 「国難の時代 先人の思いを馳せる。」 蒙古襲来、 信国ロシアの脅威、 今未曽有の国難にある

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