宇都宮木鶏クラブ
令4年12月号特集テーマ 「追悼 稲盛和夫」
出会い・・・そこには共感と感動がある。 出会いが、人と人とのコミュニケーションから 始まるもの。 現在の通信機器により、 出会いは人と人の出会いではない。 本当の
出会いの尊さが奪われている。 人は出会うべくして出会うとき、偶然ではなく必 然の出会いにあり、共感、感動、 そして、信頼が生まれるだろう。人間はアナログ だから、デジタルの人間は人間ではない。 コロナ禍はさらに収まらず、地球を席 捲している。 一番の不安心配は、このコミュニケーションが枯渇してしまうことに ならないだろうか。 三蜜にしてこそ、人は豊かになり幸福、 平等も、 平和ももた らされる。
目と目、顔と顔、表情と表情、 笑みの交わし、言葉のぬくもりにある。 その間(ま) にこそ出会い、進化がある。 人の話しを聞く、 聴けるは素直謙虚の表し受容で あり、感性で感動である。 意識し合うは友愛である。
[巻頭の言葉より] 「破れない壁はない」 アサヒビール社友福地茂雄 壁は三つの方法方法で克服できる。 一、 今まで通りでは解決できない。 二、今す ぐには解決できない。 三、一人では解決できない。 窮すれば通ず、 急いては事 を仕損ずる。三人寄れば文殊の知恵。 案ずるより産むが易し。壁の多くは自分 自身で作ってしまうことを実感する。 自分の前に破れない壁はないという信念確信 になる。
リード文の喚起をいただきながら、
仕事に打ち込んで世の中に役立ち自分自身も幸せだった。 と感じられ
ある生き方が、時代が変わろうと最終的にはみんなが求めているものでは ないかと思う。 稲盛氏のインタビューに、 致知出版社編集長 藤尾秀昭。
P11.2段目 一つは、どんな環境においても、 真面目に一所懸命に生 きること、自分が自分を一つだけ褒めるとすれば、どんな逆境であろう と不平不満を言わず、 慢心せず、 今、目の前 に与えられた仕事に、 それ
がどんな些細な仕事でも、全身全霊で打ち込み努力してきたこと。 もう一つは利他の心。 皆を幸せにしてあげたいと強く意識し、生きてい くこと。 稲盛和夫が、まことに、 東洋思想 (儒教、 佛教、 禅、 日本の神教) の 理念理想を実践実行したことに、それが散った(その通り成功す
ある)、出来たことに大いに尊厳を持てる。
2、「人とは何のために生きるか」 稲盛和夫特別講話 盛和塾主催の大阪 2013.10 2500名余参加、
自分の人生は、運命とう縦糸と因果の法則と横糸に伝って人生 を生きていくのだ。 自分が実行したことによって、 人生の結果が また新たに生まれてくる。
安岡正篤著立命の書 「陰」白髪の老人の話から、p24~25~26 人は、人生の中で運命に従って生きていくけれども、その節々で、 善いことを思い、善いことを実行すれば、 運命はいい報告変わっ ていく。運命とは 《命を運ぶ≫ 因果の法則。
p27万物を生成発展させる「宇宙の意」 この宇宙の中に我々は 住んでいる。この宇宙にはすべてのものを慈しみ、 優しく育てて いく愛が充満している。 森羅万象あらゆるものを善い方向にと、 幸せに生きていけるように推し進めている。 この宇宙と同じよう 善き思いを抱き、 実行したときには、必ずその人の運命はよい 方向へと進化していくはず。そういう意思がこの宇宙にある。
p30他の心に基づく日本航空の再建三つの意義、 人生の中で一番大事なことは 「世のため人のために役立つことを
為すことが人間として最高の行為である。」 日航の破綻は日本経済の影響。社員の雇用のために整理する。 退 職社員の希望する雇用先を面倒見る。 飛行機を利用する国民の ため。 大義とした。
P31. きことを思い善きことを実行する。
偉大な人物の行動の成功はその行動の手段に因るよりも、その心 の純粋さによる。 (その後成功の要諦を著書発刊)
p33.人生の目的は魂を磨くこと 魂を磨くこととは心を磨くこと、 言葉を変えて言うと、人格を高
めるということ。 人間性を豊かにし、 美しい人間性をつくってい
くこと。 人間は本来 「真善美」を求めている。
写真、 正しい、善、善きこと、 美、美しい。 これらを探求する心を 持っている。 愛と誠と調和に満ちた美しい心をつくっていく。 人 生を生きていくための目的。
仏教的思想では、魂は転生p34.参照。 何度も生まれ変わる P34、 素晴らしい幸せな人生を送るために大切なこと、
人格を高めていこう、 自分の心を立派なものにしていこう、 繰り返し繰り返し努力をしていく、その行為が尊いのではないか
と私は思っています。
心の中では、素晴らしい人生であったと。 苦労もしました。大変 厳しい人生を必死で生きてきましたが、 しかし、それにしても、 なんと素晴らしい人生であったかと、こんな幸福な人生はなかったと心から思っており、 神様に感謝御礼を捧げている人生です。 利他の心こそ繁栄の道 P102~103.
経営の12条 六つの精神
参照
稲盛フィロソフィ・・・人間として何が正しいのか、
人間は何のために生きているのか
会社の規範となるべき規則、 約束事 企業が目指すべき目的、 企業に素晴らしい社格を与える
人間として正しい生き方、 あるべきを示す。
次のフィロソフィ・・・心を高める、 宇宙の意思と調和する。
愛と誠と調和の心をベースとする
奇麗な心で願望を描く 素直な心を持つ
常に謙虚であらねばならない。 感謝の気持ちを持つ、
常に明るく、
より良い仕事をする
新しいことを成し遂げる
困難に打ち勝つ
人生を考える。
経営の心
京セラでは一人が一人の経営 日々の仕事を進めるにあたって、
経営の原点・・アメーバ経営