宇都宮木鶏クラブ
令和4年4月1日
手塚
木鶏クラブ古典学習
既往は咎めず
公社を宰我に問う。 宰我、 対えて曰く、夏后氏は松を以てし、殷人は柏を 以てし、同人は栗を以てす曰く、民をして戦慄せしむるなり。 子これを聞き て曰く、成事は説かず、遂事は諦めず、 既往は咎めず。 (八份第三)
通积 真公が社(樹木を神体とする土地神のやしろ)のことを宰我におたずねにな ったので、宰我は 「夏の君は松を使い、 般の人は柏 (ひのき) を使い、 周の人 は果を使っています。 (周の栗は社で行う死刑によって) 民衆を戦慄させるとい う意味でございます。」 と答えた。 先生はそれを聞くといわれた、 「できたこと はいうまい。 したことは諌めまい、 過去はとがめまい。 (これからはこんな失言 をくりかえさぬように。)」
その人の過去にどんな過ちがあろうと、 いつまでもそれをとがめだてするこ とはよくない。 できてしまったことをあれこれいうな。 やったしまったことを、 こうすればよかったなどというな。 他人に対してばかりではない。 自分の過去 過去にくよくよするのも、決してプラスにはならない。
感想
会社の勤めていた時、あの時こうすれば良かった、こうすべきだったと思う ことがあります。 また、今までのことでもそのように思うことがあります。 今後は、 過去のことは、嫌な事は忘れ、 良いことだけをもっていきたく思い ます。
« 渋沢栄一に学ぶ 人間学 人間学 »