宇都宮木鶏クラブ
30, 06. 01 大貫
宇都宮木クラブ古典学習
論語一期
述而第七
礼子が自分自身のことを語った言葉、孔子の行動に関したものが多く収め られている。
述第七・36章 (97p)
しい くしたいとうとう しょうにんとこしなきせき
子曰わく、君子は坦かに湯たり。 小人は長えに威たり。
[通釈]
君子は常に道理にって利害得失に心が平らかでゆったりとしている。 小人は心が利
害得失にとらわれているから、絶えず憂え痛んでいる
[解説]
この章は孔子と小人との心の異なることを述べたのである。
小人は物質に対する欲望が盛んだから、得なければ得ないことに思え、得れば失うこ
とを思えて、絶えず患え痛むのである。
[論語からの学び]
を積んだ人は、心ができているので、細かい利害や得失などに気をわずらわすこ とがないので、ゆったりとしている。 心の修業をしていない人というのは、些細な利益 その感じ方の違いが何によって差を生じさせるのかというと、心のもち方次第なのだろ う。 心のもち方ひとつで、人生をゆったりと生きていくことができるのならば、小人と して生きるよりも、君子として生きたいと思うのである。
のことや損失のことに、いつも心を奪われているから、くよくよ、こせこせとしている。 同じものを見ても幸せと感じるか不足と感じるかは、人によってそれぞれなのだが、
« 子日 學而時習之 不亦説乎 有朋自遠方来 不亦樂乎 人不知而不慍不亦君子平 子曰く、 衆これを悪むも必ず察し、衆これを好むも必ず察す »
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |