宇都宮木鶏クラブ
2018/01/12
木鶏クラブ古典学習
小森
【里仁】
「たのしい論語塾」(安岡定子) より
くんしはぎにさとり、しょうじんは りさとる。
君子は義に喩り、小人は利に喩る。
「先なのでは?
2 【現代語訳】
「君子はそれが正しいか、正しくないかで物事を判断するけれど、小人は利益があるか、 ないかですべてのことを判断する。」 「正しいか、正しくないかで決めましょう。 損か得かで考えてはいけません。」
3 【授業場面では】
①困った時のために自分なりのルールを決めましょう。 ② 「君子は義に喩り、小人は利に喩る。」
③ 「君子とは理想の人のこと、 小人とはまだ理想には行き着いていない未熟な人、修行途
中の人のこと。」
④ 「論語にはこんなふうに書いてあります。
「理想の人 「君子」 は、 物事を正しいか、正しくないかで判断します。
まだまだ未熟な人 「小人」は物事を損か得かで判断して考えます。」
4
【私的説明 】
頭ではわかっている。 損得よりも大切なことがあることは。 それはいったいなんだろう?と
考えたときに、「できるだけ正しい判断」 としたときにそれは、 「義」 であることに気付く。 そのためには高い志を抱き、一つ一つ実践を続けていくことが大切さなのだと気付かされま
した。
義と利のバランスをどう見極めるかが非常に難しいところである。 義と利とを考え、悩むこ とこそが大切なことなのだろう。
※ 【進め方】 リーダーが1回ゆっくり素読、 ハイツの合図で素読3回昌和。
« 子路第十三 17章 季康子、 政を孔子に問う。 孔子応えて曰く、政は正なり。 子師いるに正しきを以てす れば、たれか敢て正しからざらん。 »
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