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ヒトノワ中の人日記

特集テーマ 死中活あり 【致知】

2021年12月02日

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はじめに

今回のテーマは「死中活あり」と言うテーマでした。
倫理に「苦難福門」という言葉あるんですが、今回のテーマに似ているなと感じました。

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何を読んだか

まず「特集」を読みました。
ここでいうと「死中活あり」とは、「もう駄目だという状況の中にも必ず活路はある。」
という事が書かれていますが、印象に残ったのは松下幸之助の言葉で

【引用:松下幸之助の言葉】

「現実を否定してもいけない。是認してもいけない。容認しなければならない」
現実を否定しても是認しても、現実は変わらない。容認する。
すなわち現実をありのままに抱きかかえて、そこから一歩を踏み出すことが大事だ、ということだろう。
死中に活をひらくために忘れてはならない心得である。

倫理で話される方って「苦難が来たら、よし来た」って行動するっているメンタルの強い方ばっかりなんですけど、、、
一度受け入れる事って大事なんじゃないかと思って、、、
みんなが皆んなすぐ行動できるわけではないと思うので、、、
そんな事を思いながら中を読んで行ったんですけど。。。

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何が書いてあったか

P40の頭木弘樹さんの記事を読みました。

いつもなら、正垣さんや田崎さんの記事を読んでたと思うんですが、どうも入ってこなくて、、、
というのもウチの子が一時期ちょっと不登校気味と言いますか、たまに学校休むようになった事があって、そんな時に、この頭木さんの記事がスゥーと入って来たというか、、、この方は難病を抱えていて夏でもマスクしなきゃいけないんですよね。。。

コロナ禍では世間の普通が異常になって、異常だった私が正常、普通になった(笑)。
正常・異常の区別、世間の価値観っていうものは簡単に変わるんだなってことを改めて感じています。

これを、読んで「価値観って変わるんだぁ」と思ったら、すごく楽になったんですね。

あと病室でをカフカを読んだという話が心に残っています。
 チェコの作家(フランツ・カフカ)の作品「変身」
  あらすじ
   「主人公の青年グレーゴル・ザムザが、朝起きると突然虫になっていて、部屋から出られなくなり、家族に面倒見てもらうしかなくなる」という物語

【引用:カフカの作品「変身」】

例えば、虫になった主人公が会社に遅刻するのを気にしたりする場面があるんですが、突然虫になったのですから本来はそれどころではないはずです。そのため、このシーンは「変だ」とか「ギャグだ」とか評されています。でも、私は実際に難病になって同じ体験をしたんですね。ベットから動けないのに、やたら大学の出席日数やレポートのことが気になるわけです。人間ってものすごくショックな状況に直面すると、それに対していきなりは対応できないです。これは体験しないとわかりません。ですから「変身」のその部分読むと、すべてがリアルでぐっと込み上げてくるものがあり、心救われる思いでした。

これも、その時に読んでいてすごいリアルだなと思って、うちの子も学校に「行きたいけど行けない」って話していて、じゃ学校に連絡して「今日は休む」ってなり、、、学校にも、もう連絡しているのに「授業のことだったり、宿題だったり」すごく気にしてたんですよね、、、その時は、休むんだから授業もないのにどうしてだろうと思ってたんですけど「まず日常の継続に走る」っていう所を読んでなるほどなと思いました。
後、一番印象に残ったのが

【引用:カフカの日記(手紙)】

将来に向かって歩くことは、僕にはできません。
将来に向かってつまずくこと、これはできます。
いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。
生きることは、たえずわき道にそれていくことだ。
本当はどこに向かうはずだったのか、振り返ってみることさえ許されない。

これ、いつもなら「良くわからないって」読み飛ばしてると思うんです。でも、今回は子供のおかげで
「こういうこともあるよな」ってわかったと思っていて、
苦難福門って倫理にいるとポジティブな人が多いので、
もう速攻で立ち直ってという話になってる人が多いんんですけど、、、
だから私も変なプレッシャーみたいなのですぐ立ち直らないと行けないという意識だったんですけど、、、
実際には時間軸があって短期的な話ではなくて、
「倒れたままでいる自分、成長しないままの自分」を
どうやって認め許していくかという事が大事なんじゃないかと思いました。

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どう感じたか

いつも気づけない事を子供のおかげで気づけせていただけたことに感謝したいなと思いました。

カテゴリ:致知

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