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ヒトノワ中の人日記

学を為す 故に書を読む

2023年07月01日

今回のテーマは「学を為す 故に書を読む」と言うテーマでした。
なんとなく表紙を開いちゃったんですが、、、

まず「特集」を読んだんですけど、、、
この「学を為す 故に書を読む」というテーマは森信三先生も言ってますが・・・

「真の学問というものは、単に頭に覚えるだけではなくて、 心にこれを思って忘れず、常にこれを行うことであります。」

致知7月号 P9


と書いてあって論語で言えば
「学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)」
という事なんだろうなと・・・
そんな事を思いながら中を読んでいったんんですが・・・

佐藤一斎の「言志四録」、安岡先生の「活学」、まぁ論語も含めて、自分はまだ「古教照心(こきょうしょうしん)」なんだなと、「心照古教(しんしょうこきょう)」まぁ自分が主体となって本に向き合うには継続していくしかないんだろうなと思たんですけど、、、一番分かり易かったのが鎌田教授の記事で
「現場と読書が一致して初めて人は変わるー」と言うところで

本を読んでも九割方は忘れていきます。では残った一割は何かと言えば、読んだ内容で自分が変わったことなのです。 変わらなかっ たものは、忘れてもいい知識。たった一行でも、僅かひと言でも何 か自分が変わってしまうものに出逢えたら、それだけで十分。 読んだ量やジャンルの広さは問 題ではなく、出逢った本を通じて 自分がどれくらい変わったか。無理して「変わらなければいけない」と思い込んで読む必要はありませ ん。変わらなかったら読み飛ばし ていいので、好きな本をどんどん読み漁ってください。変わる時は自然と変わっていきます。

致知7月号 P27

論語も読んでるだけだと忘れちゃうんですよね、、、でも苦難の時に救われた章句は忘れない。まさに「現場」と「論語」が一致しないと自分を変えることが出来きないんだと思います。
(私だと「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」なんですけど・・・学校や友達や先生のせいにするのではなく自分と向き合う、今できることを探して少しずつでも一緒に向き合っていくことが大切)

これは、鈴木秀子先生の話にも繋がるんですが、本当に沈んでる時っていきなり論語とはならなかったんですよね、、、そんな時に鈴木先生が紹介されていた遠藤周作の「深い河」やカフカの「変身」を読んで「これよりはマシ」・・・とか「人間って弱いところがある」自分だけじゃない・・・・ってちょっと冷静に自分を俯瞰して見れる。そうするとちょっとだけ起き上がれるみたいな経験をしたので、この致知もそうですけど、自分が主体となって本に向き合う姿勢が大切だなと思いました。

カテゴリ:致知

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