事務局長中村(力士明石研究)
平成二十四年(二〇一二)「日下開山」初代横綱明石志賀之助・「日下開山」初代横綱明石志賀之助物語の拙著二書を発表した二年後に東ライオンズクラブ会長・幹事の訪問を受け、宇都宮駅東口に明石志賀之助の石像の話が宇都宮市より浮上の知らせを受け、同時に初代横綱明石志賀之助の監修をお引き受けしました。あれから八年、駅東口交流広場で、宇都宮東口ライトレール駅前に初代横綱明石志賀之助が等身大で建立されました。この石像は︑宇都宮東ライオンズクラブにより令和四年の秋に盛大な除幕式が行われ宇都宮市に寄贈されています。この来賓の挨拶では結びに「力士明石のポーズ」で左腕を挙げて披露し、同時に「日下開山」初代横綱明石志賀之助の論文を発表し、日本相撲協会相撲博物館・春日野部屋をはじめ関係各団体に配布いたしました。
碑 文
宇都宮が生んだ「日下開山」初代横綱明石志賀之助(1639 ~没年不明)
江戸時代初期の寛永 16 年(1639)宇都宮藩主奥平の家臣で山内守膳の子、鹿之助として宇都宮に生まれたと伝わる。幼い頃から評判の力持ちで江戸に出て須磨浦親方に弟子入りし「明石」の四股名をもらい明石志賀之助を名乗る。
寛文元年(1661)8 月に出羽(山形)上山藩主土岐山城守ご覧の相撲を披露し巨体(身長 221㎝・体重 225㎏)を生かして技を磨き、負け知らずの力士として江戸一番の人気力士となった。
天和 2 年(1682)天下無双の力を発揮し「日下開山」の称号を賜り、元禄の俳人宝井其角らの俳句に詠われ寛文・元禄の力士として活躍した。元禄 12 年(1699)9 月に江戸の善照寺(相撲寺)において引退相撲を飾った。
監修 中村 弘
カテゴリ:LRT開業記念 子ども相撲大会
コメントを残す