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今日はアメリカ雇用統計の結果を受けて
9月予想(来週の株価)を考えてみたいと思います。
その前に、雇用統計について
イマイチわからないという人のために
かるく説明しておきます。
カンタンに言うと
「雇用情勢をまとめた指標のこと」
です。
投資をやっていないと
「何処の国の雇用統計?」
と思われる方もいらっしゃると思いますが
投資をやってる人は常識なので覚えておきましょう。
投資では雇用統計と言えば、米雇用統計のことを指します。
私も最初の頃はまったく雇用統計の意味がわからず
検討違いなものを見ていたりしたので
そういう方のために補足しておきます。
この指標は米国労働省が毎月第1金曜日に発表されます。
注目すべき指標は
「非農業部門就業者数」
「失業率」
の2つです。
この項目は景況感を捕らえるうえでとても重要な指標です。
トレーダーの方ならほとんどの方が気にしている指標と言えます。
今回もそうですが、FRB、FOMC等の金融政策の決定に影響をあたえ
相場が発表によって動くこともあります。
少し前おきが長くなりましたが、
今回の雇用統計について調べてみました。
8月31日発表
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発表元
オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)
(米給与計算代行サービス)
ムーディーズ・アナリティックス
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8月の米民間部門雇用者数
前月比17万7000人増加
この数字は
7月の改定値19万4000人増を下回ったと言えます。
では、これで米国株は下落していったのか?
といえば逆です。
米国株式市場は上昇しちゃてます。
本来であれば米雇用統計が
市場予想を下回ったんだから
連邦準備理事会(FRB)が
9月に利上げに踏み切る可能性が低くなったと考えても良いはず?
と思った方も多かったのではないでしょうか…
しかし、利上げは9月でなくても
前から言われてるワケで
これについては
「年内に1回は利上げがある」
という意見が根強いのです。
それに過去の雇用統計は
そこまで単純ではありません。
過去の例をみても
6月はシナリオ通り
予想下回りドル円下落となりました。
(16万人3.8万人)
しかし、
7月はシナリオに反して
予想上回ったがドル円下落してしまったのです。
(18万人28.7万人)
と思ったら今度、8月はシナリオ通り
予想上回りドル円上昇しました。
(18万人28.5万人)
そして9月またしても
シナリオに反して予想下回ったがドル円上昇してしまっています。
(18万人15.1万人)
とくに今回は、8月の米雇用統計が市場予想の18万人を下回り
製造業と建設業では雇用が減少しているにも関わらず上昇しています。
これは予想を下回ったからといって下落するとは限らず
むしろ上昇してしまうことすらある。
ということを表しています。
ベテランになるとこの辺は常識ですから
いろいろな経済指標と合わせて見て行く必要があります。
31日にある
ADP雇用統計
1日の新規失業保険申請件数
などなど、、、
失業率の数字のみに右往左往するより
具体的な内容も合わせてみるようにすれば
悪化しているのか現状維持なのかの判断は出来るようになります。
木を見て森を見ずという言葉もありますが、
全体を俯瞰してみることが重要です。
こう考えると週間ベースで
主要3指数がすべて上昇していることもなんとなく理解できてきます。
ダウ【約0.5%】
ナスダック【約0.6%】
S&P【約0.5%】
そこまで考えた上で今回の2日の
リッチモンド連銀のラッカー総裁の発言を聞くと
妙に信憑性があります。
「現状よりも著しく高い金利が米経済にとっては適切なようだ」
つまり、「現在の政策金利は低すぎる」
と言っているワケです。
次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で
利上げ可能性はあるということです!
9月20-21日
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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カテゴリ:気になる株の情報
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